窓ガラスの種類と交換費用について詳しく紹介!選び方のポイントも解説

ガラスのトラブル

窓が割れたときは、窓の交換を検討しなければなりません。また、住宅の機能性を向上させたいときにも、窓の交換を検討するとよいでしょう。この記事では、窓ガラスの種類の情報と、交換費用について解説します。ご家庭に最適な窓ガラス選びの参考にしてください。

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窓ガラスにはどんな種類があるの?

窓ガラスにはどんな種類があるの?

窓ガラスの種類は、ガラスの枚数による違いと、ガラスの種類による違いがあります。ガラスの枚数は、1枚・2枚と2枚以上を組み合わせたものの3種類です。また、ガラスの種類も、透明なものや透けにくいものなど、複数の種類があります。

1枚ガラス

1枚ガラスは、「単板ガラス」と呼びます。昔から用いられてきたガラスで、透明の「フロートガラス」を用いたものが一般的です。さらに、衝撃で割れにくい「強化ガラス」や、金網を入れて燃え移りにくい「防火ガラス」などの種類があります。

2枚ガラス

2枚ガラスは、「合わせガラス」と呼びます。ガラスの間に中間層として樹脂の膜を挟んだ構造が特徴です。中間層の機能により、紫外線カットや断熱性を高めたり、遮音性を持たせたりすることもできます。

2~5枚のガラス

一般的に2枚で、最大5枚のガラスを組み合わせた「複層ガラス」もあります。ガラスの間に隙間があり、空間にガスや空気を入れて断熱性を高めている点が特徴です。現在主流なのは2枚のガラスを使用したタイプで、ガラスや封入するガスの種類により、さらに機能を高めることが可能です。

一般ガラスの種類

一般ガラスの種類

ガラス板には複数の種類があり、用途に応じた機能性を高めることができます。一般的に使われるガラス板の種類と、その特徴を紹介します。

フロート板ガラス

フロート板ガラスは、透明のガラスのことです。透明性に優れており、採光性が高いため室内が明るくなります。ガラスが透明なのは、歪みがなく、表面が平らに仕上げられているためです。雨風をしのぐというガラスの基本的な機能を求める場合に最適です。

型板ガラス

型板ガラスは、ガラス板の表面がデコボコしており、模様を付ける加工をしたものです。ガラスに凹凸が付くことで不透明になったもので、プライバシーの保護に有効です。主に、視線を遮りたい浴室などで用いられています。型板ガラスは、背後にある物や人物のシルエットがぼんやりと見える程度の不透明さで、柔らかな光を取り入れたい場所におすすめです。

スリ板ガラス

スリ板ガラスは、ガラス板の片側に凹凸を付け不透明にしたガラスです。型板ガラスのように、プライバシー保護の目的で用いられます。スリ板ガラスは、背後にある物や人物のシルエットがより見えにくくなります。ただし、水に濡れると透けやすくなるため、浴室などの水回りには不向きです。

網入り板ガラス

網入り板ガラスは、ガラス内に金網を入れたものです。防火性や飛散防止に優れており、火災の際に火が燃え移りにくくなり、ガラスが割れても飛散しにくくなります。ただし、割れた際に破片が飛び散りにくいだけで、ガラス自体が割れる点は同じです。ガラス板が透明で採光が得られるタイプや、模様が付いたものも選べます。

機能ガラスの種類

機能ガラスの種類

ガラスには、機能性を高めたさまざまなタイプがあります。これから窓交換を考える方におすすめのガラスの種類を、いくつか紹介します。

複層ガラス

複層ガラスは、2枚以上のガラスの間にガスや空気を充填し、断熱性を高めたタイプです。間に層があることで窓の断熱性が高くなり、結露しにくくなります。2枚のガラスを組み合わせたものは一般的に「ペアガラス」と呼ばれますが、ペアガラスはAGCの登録商標です。また、3枚のガラスを組み合わせたものは「トリプルガラス」と呼びます。デメリットは、価格が高くなる点です。断熱性や遮熱性には優れていますが、防音性や防犯性は向上しません。

Low-Eガラス

Low-Eガラスは複層ガラスの一種で、金属膜をコーティングしたガラスです。別名「エコガラス」とも呼ばれています。Low-Eガラスは、一般的な複層ガラスと比べて、断熱性や遮熱性に優れています。

真空ガラス

真空ガラスは複層ガラスの一種で、ガラスの間が真空になっています。断熱性や遮熱性が高くなり、結露しにくくなる点は複層ガラスと同じです。経年劣化によって割れる可能性がありますが、真空層を保護するマイクロスペーサーが片面に使用されています。

強化ガラス

強化ガラスは、通常のフロート板ガラスと比べて3~5倍の強度を持つガラスです。フロート板ガラスを高温で熱し、急速に冷やすことで強度を高めています。強化ガラスは衝撃に強く、万が一割れても細かい破片になるため、怪我予防に有効です。そのため、学校など人が多く集まる場所で用いられています。

合わせガラス

合わせガラスは、2枚の板ガラスを貼り合わせたタイプです。2枚のガラスの間に和紙調の素材を挟んだデザインは、和室に適しています。また、間に樹脂膜を挟むことで防犯性が向上し、侵入を5分以上防ぐ効果があります。さらに、防音性を高めたタイプも選択可能です。

窓ガラスの交換にかかる費用はいくら?

窓ガラスの交換にかかる費用はいくら?

窓ガラスの交換には、以下の費用が含まれます。

  • 新しい窓の費用
  • ガラス交換の工賃や出張費
  • 古いガラスの処分代

透明なガラスは比較的安価ですが、防犯性・断熱性・防火性・防音性など機能を備えたものは価格が高くなります。窓ガラスは1枚当たり約2万円からで、複層ガラスは1枚3万円程度からです。また、一般的な窓のサイズより大きい場合は、1枚当たり1~2万円ほど高くなります。

工賃や出張料は、休日よりも平日のほうが割安です。早朝や深夜の交換では、割増料金を請求する場合があるため、緊急性が高い場合を除き、できるだけ避けることをおすすめします。

窓交換では、寸法を測る必要があるため、出張料が発生します。古いガラスの処分代は、業者によって別料金になる場合があるため、見積もり時に確認しましょう。

窓ガラス選びのポイント

窓ガラス選びのポイント

窓が割れた場合は、同じガラスに交換するのが一般的です。同じガラスを選べば、取り付けられないリスクがなく、工賃の追加料金も発生しません。ただし、窓ガラスを交換する際に機能性を高めたいときは、以下のガラスがおすすめです。

防犯性を高めたい

道路から見えにくく、見通しが悪い場所の窓は、防犯窓がおすすめです。侵入に5分以上かかるため、侵入者を諦めさせる効果が期待できます。

結露を予防したい

結露が気になる窓には、ペアガラスが最適です。2枚のガラスの間に空気やガスが入っており、外気による温度差が少なくなり、結露がしにくくなります。

省エネ対策をしたい

窓ガラスの断熱性や遮熱性を高めて、冬は暖房の効きを良くし、夏は冷房の効率を高めたいなら、ペアガラスやLow-E複層ガラスが適しています。

防音性を高めたい

外からの騒音を防ぎたいときや、室内の音漏れを防ぎたいときは、防音ガラスが最適です。寝室や楽器を使用する部屋だけ交換すると、費用を抑えられます。

防災対策をしたい

台風などの影響でガラスが割れるのを防ぎたいときは、防災機能を備えた合わせガラスがおすすめです。物が貫通しにくく、万が一割れても破片が飛び散りにくくなります。

プライバシーに配慮したい

浴室や脱衣所など、プライバシーに配慮した場所には、型板ガラスが最適です。光を通すため部屋が暗くなることがなく、視線を遮るため、通路に面した浴室や脱衣所などに適しています。

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窓ガラスの種類は豊富!最適なガラスに交換しよう

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窓ガラスにはさまざまな種類があります。安さで選ぶのもひとつの方法ですが、断熱性能を高める窓への交換で補助金が得られる場合があるため、機能性向上も検討してみましょう。