あなたがどこにいても微熱をケアできる簡単な方法を、内科医の先生が解説します。自宅でも職場でも出先でもケアできます。今日は微熱の悩みを相談してくれた友達に、メディカルちゃんがわかりやすくサポートします。
【かんたんケア】休息時間は歩いたり、階段を上り下り・深呼吸・コンビニなどで発芽玄米入りのおにぎりやトマトジュースを選ぶ・ストレスになる人とは距離を置く
【ケアのポイント】適度な運動・体を冷やさない・生活リズムを整える、ストレス対策
【微熱が続く場合】自律神経の調子が悪い、若年性の更年期障害の可能性も

もくじ
微熱が続いたら?こんな病気に注意して
20代から30歳前半の若い女性で、微熱が続く場合に疑われる病気には、下記の3つがあります。
①自律神経失調症
②若年性更年期障害
③バセドウ病
1つずつ見ていきましょう。
えっ?自律神経失調症ってなんだろう
自律神経失調症の原因
自律神経とは、何も考えなくても体が生きるために自然に調節している機能をみている部分です。
体温の調節を行ったり、汗をかいたり、血圧を調整したり、心拍の調整、腸の運動など、体の働きをコントロールしています。交感神経と副交感神経のバランスを取っているのですね。
自律神経が整っているとそれらが適正に働き、毎日の生活が送れます。
人間が生きていく上で必要な行動を怠ると自律神経はバランスを崩して、体調不良を引き起こします。自律神経の乱れで現れやすいのは、微熱が続きなんとなく体調が悪い症状や、不眠や急に起こる動悸などです。
強いストレスや、長く続くストレス、夜間に起きていて睡眠不足を続けている・食生活が偏っているなどの不規則な生活週間などが続いていると、年齢に関係なく自律神経のバランスが崩れやすくなります。
微熱、立ちくらみ…自律神経失調症の具体的な症状
自律神経失調症には多くの症状があります。ひとつだけというよりもいくつも重なって症状が現れることが多いです。
特にだるい、体を動かすのが億劫になるなどの症状から起こりやすいです。
このような体に出る症状と精神的な症状が引き起こされます。
自律神経失調症の治療法とは?
そもそも自律神経失調症のケアや、予防法は「適度な運動、体を冷やさない、生活リズムを整える、ストレス対策」などが必要です。
20代女性は、新しい仕事についた、責任が重いポジションになったなど仕事の面でも多忙な人が多いです。また、プライベートでも人と会う機会が多い、結婚や出産についての悩みなども増えてくる人もいます。
忙しいのに、休みも多忙という人はいつの間にか体と心を休ませるのを忘れて自律神経を乱していることがあります。
今一度あなたの生活を見直し、優先順位をつけて自分の体と心を大切にしていきましょう
微熱が続く時のかんたんケア7つ
- 忙しくても一息つける習慣をつける
男性医師休憩時間はとりましょうね - 夜は早く寝て体調を整える
メディカルちゃん安眠のためにお酒を飲みすぎない!スマホなどの画面を夜遅くまで見るのも良くないんだよ - 毎日体を動かす習慣をつけて体力をつける、また、運動して体を冷やさないようにする
男性医師入浴は、湯に浸かり毎日体を温めるのもおすすめです。デスクワークが長い人は、休息時間は歩いたり、階段を上り下りしたりして体を動かします。行き帰りに長めに歩いて帰るのも運動になります - 自律神経を整えるために同じ時間に起きましょう
男性医師毎朝同じ時間に起きて、朝日を浴びて、朝食をとり、体を目覚めさせましょう - ストレス対策を意識しましょう
メディカルちゃんストレスは呼吸が浅くなるんだって。深呼吸してその場でリフレッシュ、1日の疲れはその日のうちに取り除こう。あと、疲れる人とは距離をとり、会わないとか対策も必要だね。 - 疲れ、ストレスが多い時は体を休める時間を確保しましょう
メディカルちゃん体が元気になるとストレスにも強くなるね。体が疲れを溜め込んでいると些細なことでもストレス感じやすくなるよね。 - 自律神経を整える栄養素にGABAやタンパク質があります。GABAは脳をリラックスさせてくれます
男性医師GABAは、発芽玄米、トマトなどに多いです。コンビニでも発芽玄米入りのおにぎりやトマトジュースが手軽に購入できます。ランチのお供に追加してみましょう
女性ホルモンが一気に減る?~若年性更年期障害~
若年性更年期障害の原因
更年期障害は、女性ホルモンが閉経の前後に一気に減ってしまうこと。つまり女性の体に様々な不具合を起こしてしまう症状が出ます。
主には、微熱、異常発汗、倦怠感、情緒不安などです。
20〜30代の女性にはあまりピンとこない話かもしれませんが、実は若い世代でも更年期障害を発症してしまっている人が増えています。若い世代に起こる更年期障害を若年性更年期障害と言います。
女性ホルモンのホルモンバランスは、とても繊細で、更年期を迎えなくとも、不規則な生活や過度のストレス、不眠、疲労、冷えなどが引き金となり乱れてしまうことは多くあります。若い女性でも、ホルモンバランスの乱れが更年期障害を引き起こすので注意が必要です。
生理不順、肩こり~若年性更年期障害の症状
更年期障害の治療法は?
ホルモンバランスの安定化を図るための治療を受けます。漢方薬や低用量ピル、ホルモン療法などがあります。さらに生活リズムを整えて、体を整えていく指導を行います。
更年期障害のケア・予防方法!
若年性更年期障害のケアは、体を温めて栄養をとり、適度に休息させます。自律神経失調症のケア同様に、生活の不規則で女性ホルモンのバランスが乱れているので、生活を改めて健康的に過ごします。
特に、スマホの見過ぎで不眠になっている人が多いので、夜22時以降は「スマホは見ない」などと決め、脳を休め、目も休めて質の良い眠りをとりましょう。

若い女性に多いバセドウ病
バセドウ病とその原因
原因は甲状腺ホルモンの過剰生産です。自己抗体(抗体=体内の異物を排除するもの)によるものなんですね。だから甲状腺ホルモンが多くつくられすぎて、体の新陳代謝が行き過ぎてしまう病気なのです。
バセドウ病の症状
などです。
バセドウ病の治療法
甲状腺ホルモンの生産を少なくする薬でケアを行います。
薬は2週間程度で効果が現れます。内服と経過観察を行い、徐々に薬を減らせるようにしていきます。
バセドウ病はストレスで悪化~ケア&予防方法
バセドウ病は、ストレスで悪化することがわかっています。ストレスを軽くして、規則正しい生活を送るようにします。
特に喫煙は甲状腺に良くありません。
バセドウ病の悪化や眼球が出てしまう症状が強くなります。バセドウ病の診断が出たらすぐに禁煙をしましょう。
また、内服は医師の指示に沿って進め、勝手にやめないようにしましょう。
<参考文献・URL>
■e-ヘルスネット 厚生労働省 自律神経失調症
■日本内分泌学会 バセドウ病
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=40
監修者

- 内科医/消化器内科
-
2006年 北里大学大学院卒
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業
早期発見、早期治療を心がけ、健康で心豊かな人生を歩んでいただくことを願っており、内科・消化器内科を中心に幅広い情報の発信に努める。
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