和食の世界では、炭火こそが素材を焼く熱源として最高の存在とされておりますが、西洋のフレンチやイタリアンでは、食材により薪火と炭火の特性を伝統的に使い分けてきた歴史があります。 原始的な調理法でありながら、食材本来の旨味を最大限に引き出す薪火料理をご提供いたします。 他では食べれない独創的な料理をお楽しみください。

薪火グリラーは素材を強火で焼くために、上部には熱がこもらないように設計されており、下部は熱く上部はほんのり温かい状態をつくり出してくれます。 加えて、薪を焚く場所を下げることによって、輻射熱を使わない構造となっているのが特徴です。 この暖炉の中で薪に火をつけて１時間半くらい焚き、炭状の熾火を作り、その火で肉を焼く。 ビーム光線の様に点で当たる炭の熾火と、やわらかく発光しながら面で素材に当たる熾火、そんな薪の熾火で赤身肉を焼くと、表面がさくっと軽く焼けて硬くならずに、中の水分も抜けない様に焼くことが可能となります。 そうすると、焼き上がったばかりで肉を切っても肉汁が外に出ず、食べた瞬間に肉汁がたっぷりと口中に広がり、肉汁が躍るような感覚をご堪能ください。