その不調・お悩みの原因はもしかして「かくれ貧血」?

「かくれ貧血」チェックリスト<当てはまる項目をチェックして下さい>

不調症状
□冷え症
□めまい・立ちくらみ
□疲れやすい
□眠りが浅い
□むくみ
□不安・心配症
□疲れ目・視力の低下

女性の悩み
□生理不順
□生理の量が少ない
□生理痛がある
□子宝に恵まれない
□母乳の出が悪い
□産後の不調
□ホルモンバランスが乱れやすい

美容の悩み
□顔色くすみ
□目の下のクマ
□爪が薄くて割れやすい
□抜け毛が気になる
□乾燥肌
□小じわ
□肌にハリがない

2つ以上当てはまれば、「かくれ貧血」の可能性があります。

 

血液検査で異常がない だけど不調があるあなた もしかして「かくれ貧血」かもしれません。

「かくれ貧血」って何!?

貧血と診断されなくても「かくれ貧血」チェックリストの中に当てはまる症状が2つ以上あれば「かくれ貧血」の可能性があります。
「かくれ貧血」とは、一般的な血液検査では異常がなくても、ヘモグロビンを作るために貯蔵してある鉄分(貯蔵鉄)が不足した"貧血の一歩手前"の状態です。
これを放っておくと血液中の鉄分も減ってしまい、様々な不調症状が現れます。
近年は、日本人女性の4割以上が「かくれ貧血」であると言われており、思春期の子供や若い女性に「かくれ貧血」が増えている事が問題になっています。
体の不調を感じたら早めに対処することが大切です。

「かくれ貧血」を含む「血虚(けっきょ)」とは

『鉄剤(サプリメント)含むを摂っているから貧血は大丈夫!!』
と思っている方がいるかもしれませんが、鉄剤の吸収が悪くヘモグロビンをうまく作ることができない体質の方もいます。
このような体質の方は鉄剤だけでは貧血の予防や改善ができない場合が多く、血が不足した「かくれ貧血」になりやすいのです。
このように血が不足した状態を、中医学では「血虚(けっきょ)」と呼んでいます。
中医学では「肝は血を蔵す(かんはけつをぞうす)」と言います。
女性は月経・妊娠・出産・授乳により血が消耗されるので、初潮から閉経まで、肝の貯蔵血が不足する血虚の状態になりがちです。
現代では、晩婚・高齢者出産の女性が増加しているので、月経の回数が増え、月経血による血の消耗も多くなっています。
また睡眠不足やストレスも血を消耗させ、回復を遅らせる原因となります。
「かくれ貧血」チェックリストにあるように、冷え症から生理のトラブル、そして美容のお悩みまで、不調症状の多くは「血虚」が原因です。

漢方薬とセルフケアの組み合わせで「血虚(けっきょ)」は改善できます。

生理は女性の健康のバロメーターですから、血虚を改善することで、生理を順調にして、子宝にも恵まれ、閉経前後の更年期まで健康を保つことが出来ます。
また「皮膚は内臓の鏡」といわれ、体内の血液量が十分にあると、内臓が元気になり、皮膚や毛髪まで栄養を運ぶことができます。
内面から健康で美しくなるためには血虚を改善することがとても大切です。
血虚を改善させる漢方薬は、女性を応援する宝物として大切に受け継がれてきました。
漢方薬と養生法を組み合わせて、あなたにピッタリの血虚を改善する方法を見つけましょう。
体に合った漢方薬を毎日続けることと、血虚対策のセルフケアを続けていくことが「かくれ貧血」を含む「血虚」を改善していく一番良い方法です。

脱かくれ貧血!血虚対策セルフケア

1, お腹や腰、足首を冷やさない!
冬はレッグウォーマーや腹巻きがおすすめ。
夏でも冷房がきいた場所では上着を羽織るなどの対策を

2, 冷たいものを控えて、温かいものを食べる!
お味噌汁、野菜スープなどを毎日の食事に取り入れよう。

3, その日のうちに寝る。
血は夜眠っている時に生成されています。

4, 手軽にできる運動をする
毎日軽い運動をすることで血行がよくなります。
(おすすめはウォーキング、ヨガ、ラジオ体操など)

「血虚」にオススメ!! 黒と赤と青の食材例

黒 … 黒ゴマ、黒豆、ひじき、のり
赤 … レバー、赤身肉、えび、プルーン、なつめ、くこの実
青 … 緑黄色野菜
血の原料となるタンパク質や鉄分を多く含む食材を積極的に摂りましょう。

控えたい食材例
×油の多いもの
×冷たい飲み物や食べ物
×甘いもの
×辛いもの、刺激の強いもの

 

漢方Q&A

漢方Q&A

Q. どのくらいの期間、漢方薬を飲めば実感できますか?
A. 赤血球が新しく生まれ変わるまで約120日かかるため、漢方薬を服用して3~4ヵ月で体調の変化を実感されることが多いようです。
ただし、個人差がありますので、早い方では1ヵ月で実感できる方もいます。

Q. 副作用はありますか?
A. まれに胃もたれや軟便・下痢になったとの報告例があります。生薬に対して過敏に反応してしまうケースだと考えられますが、いずれも薬の減量や服薬中止で回復されています。
服用中に気になることがあれば、お早めにご相談ください。

Q. 貧血に良いと言われるサプリメントを飲んでいるのですが、漢方薬の方が良いのでしょうか?
A. 一人ひとりの体質を見極め、その方に合った漢方をお選びしますので、しっかり服用すれば効果が現れます。
サプリメントはあくまでも栄養の補助的な働きを期待するもので、漢方薬とは目的が違っています。
効果を実感するには漢方薬がおすすめです。

Q. 他の薬と併用できますか?
A. 併用できるケースがほとんどですが、購入時にお店でご相談ください。