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  • 清水寺は正式には「音羽山清水寺」という名称で778年に延鎮上人によって開創されたお寺です。この場所に決めた理由は夢のお告げだったことが「清水寺縁起」に記されています。 「清水寺」という寺名の由来は、枯れることなく湧き上がる音羽の滝に流れる霊泉にあります。ご利益には無病息災、立身出世、財福、良縁、子授けなど数多くあります。 随求堂には胎内めぐりが体感できる場所があります。菩薩の胎内と言われる真っ暗闇の中を通ることで心の生まれ変わりを果たすことがきると考えられています。

  • 本堂には「清水の舞台」として有名な舞台があります。その他、千手観音と地蔵菩薩、毘沙門天などが祀られていますが、秘仏のため、拝観はできません。 錦雲渓の急な崖の上に作られた舞台は、「懸造り」という手法、工法です。釘を一本も使わずに、木材を組み上げる木造建築で、寺院などによく見られます。 舞台が切り立った崖の上、天空を向いた方向にあるのは観音さまに芸能を奉納するための場所だからです。現在でも、大切な法会はこちらの舞台で行われています。

  • 清水寺には七不思議があると言われていますが、実際には18の謎があると言われています。例えば、清水寺の狛犬は阿吽ではなく、阿阿と両方とも口を開けたものです。 また、三重塔の瓦が東南角の瓦だけ「鬼」瓦ではなく、「龍」瓦になっています。その他に、善光寺にある首振地蔵の首が360度回るように作られています。 また、仁王門の右側の腰貫を指でカンカンと叩くと反対側の腰貫から叩いた音が聞こる場所があります。腰貫は穿っているためポイントはすぐにわかります。

  • 神社やお寺を参拝した証としていただける御朱印は、寺院によって作法が異なる場合もありますが、特に断りがない場合、正式な方法である参拝をしてからいただくようにします。 清水寺では、清水寺本堂、善光寺堂、朝倉堂、泰産寺の御朱印を本堂の横にある納経所でまとめて書いてもらうことができます。こちらではお守りを給わることもでいます。 清水寺内で書いてもらうことのできる御朱印は、全部で8種類あります。書いてもらえる場所は清水寺の境内の中の各お堂、及び、地主神社となっています。

  • 自然の豊かな場所にある清水寺では、四季折々の景色を楽しむことができます。草木などの見頃や様子を知りたい場合には問い合わせれば教えてもらえます。 春には、およそ1,500本ほどある桜の木が満開になり、境内がピンク色に染まります。また、秋には、およそ1,000本の紅葉が真っ赤に染まり、見頃を迎えます。 桜と紅葉が見頃となる春と秋、そしてお盆には夜間特別拝観があり、夜9時まで受付を行っています。通常拝観の時間のあと一旦閉門した後、改めて開門します。

  • 音羽の滝は、地下水が3本の筧を伝って滝壺に落ちていく、迫力と風情のある景色で知られています。流れる水は清らかで千年以上途絶えたことがないと言われています。 流れ落ちる三本の筧の水には、それぞれにご利益があり、一般的には、「延命長寿の水」、「恋愛成就の水」、「学問上達の水」と紹介されることが多いようです。 お寺では、どの水も等しく霊験があるため、一つの筧を選んで、一口だけ飲むのが正しい流儀であると解説しています。二口飲むと1/2、三口飲むと1/3と、飲んだ分だけ、ご利益が小さくなります。

  • 清水寺の周辺にはお食事処やお茶処が多くあり、特にランチには2,000円以下のリーズナブルな価格で京都ならではグルメを堪能できるお店が数多くあります。 女性にはスイーツメニューもおすすめです。宇治の抹茶を使ったソフトクリームやパフェなどのデザートは、他では食べられない豊かな風味が味わえると人気です。 寺院への参拝の帰りにおすすめのお土産といえば、専門店の七味です。参拝後に買い求める七味は、薬として病気治しに効果があると言われ、かつては定番のお土産品でした。

  • 清水寺は、昼間に言っても山深く、厳かな雰囲気のあるお寺で、多くの観光客が訪れますが、夜間の特別拝観の時にも昼と同じくらい、たくさんの人で賑わいます。 人気の理由はライトアップです。春、夏、秋と、それぞの季節の夜の風景は、いずれの幻想的で、夜空に向かう一筋の青い光は観音様の慈悲の光と呼ばれています。 清水寺から放たれるこの一筋の光は京都市街からも見ることができます。そのため、この時期に夜の京都の街を見上げて見ると、どこからでも清水寺の方向がわかります。

  • 清水寺の通常開門は、朝6時から早くて夕方5時半、遅くても6時半に閉門します。夜間特別拝観の期間中でも、通常の開門時間で一旦閉門し、改めて開門されます。 清水寺へのアクセスはJR「京都」駅、京阪電鉄「祇園四条」駅、あるいは京阪電鉄「七条」駅からバスに乗り、最寄りのバス停からそれぞれ徒歩10分ほどです。 清水寺境内には駐車場がないため、車の場合には近隣の駐車場を利用します。日によっては道が混雑するため、自家用車よりも公共交通機関やタクシーが便利です。