江戸東京博物館とは?展示物の特徴

江戸東京博物館へのアクセス

【車】
首都高速6号向島線「駒形」出口、7号小松川線「錦糸町」出口より約10分ほどで、施設内に駐車場(1,000円/2時間)がある他、博物館東側の清澄通り沿いにコイン式駐車場(15分/100円:収容台数10台)があります。

【公共交通機関】
電車でのアクセスは、都営地下鉄大江戸線「両国駅」(江戸東京博物館前)、A3・A4出口より徒歩1分、JR総武線「両国」駅西口から徒歩3分、東口から徒歩7分です。
バスをご利用の場合は、都バス錦27・両28・門33系統、墨田区内循環バスなどの路線バスや循環バスで「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」停留所にて下車し、徒歩3分で博物館に到着します。

江戸東京博物館の見どころ

江戸東京博物館の見所は、リニューアルされた常設展示エリアにある江戸ゾーンと東京ゾーンです。江戸ゾーンでは、江戸の人々の暮らしや町や商業の成り立ちや、当時の文化について広く知ることができます。また、東京ゾーンでは江戸から東京になった歴史的、政治的背景や震災・戦災からの復興と、高度経済成長期の人々を取り巻く環境や生活の変化などについて展示されています。

こちらの博物館の魅力はなんと言っても、凝った作りのジオラマです。実物大から1/60、1/200スケールのものまで、様々なスケールの模型が当時の生活をリアルに伝えます。特に、博物館を入ってすぐの日本橋は、迫力のある実物大で、この橋を渡ると来場者はタイムスリップ気分で博物館の世界観に引き込まれます。

江戸東京博物館のミュージアムショップ

館内には1階と5階にミュージアムショップがあります。ショップ内では、博物館の展示にちなんだグッズの他、江戸や東京の文化をモチーフにしたグッズや博物館のオリジナルグッズが多数販売されています。営業開始時間はいずれも9:30からですが、終了時間は出口に近い1階で17:30(土曜日は19:30)まで、5階は17:00までとなっています。

ショップには、絵画のレプリカ、江戸らしいデザインの陶器やガラス、和物雑貨として文房具や手ぬぐいなどがあり、その他、展示や江戸東京に関連する書籍などを取り扱っています。特に「えどはくオリジナルグッズ」の「赤絵みみずく人形」や寛永4年の江戸の地図をモチーフとした「古地図帆布ブックカバー」、「そば猪口」やマグカップなどが人気です。

江戸東京博物館 常設展(リニューアル)

1993年に開館した江戸東京博物館の常設展は、2015年に展示室の改修とともに展示内容がリニューアルされました。江戸城の本丸御殿や日本橋など、江戸や東京を代表する文化や歴史を模型を多用した展示は、一部分の特徴的な物だけでなく、人を含めた全体の風景として再現されており、視覚的に非常にわかりやすい展示となりました。そのため、現在では、海外の観光客からも満足度の高い博物館として人気の観光スポットとなっています。

特徴的なのは「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」、そして、その二つをつなげる空間「江戸から東京へ」のコーナーが設けられていることです。また、近代の東京を10年刻みで紹介された展示も好評で、中でも、1960年代から2000年代までの学校給食は人気の展示品の一つです。

江戸東京博物館では、体験展示を増やすなどの展示方法の工夫の他、映像技術を用いた表現と、多言語での解説、点訳での案内など様々な人が楽しめるよう取り組みが行われています。

館内での撮影は、個人利用に限り許可されていますが、一脚、三脚や照明の持ち込みは禁止されています。また、フラッシュ撮影も許可された場所以外では原則として禁止となっています。

江戸東京博物館のレストラン、ランチ

江戸東京博物館の館内には、3つのレストラン「和食処 桜茶寮」、「緑茶処 両国茶ら良」、「FINN'S CAFE&RESTAURANT(フィンズカフェ&レストラン)」があります。

江戸らしい料理や甘味喫茶が食べることができるのは、7階にある「和食処 桜茶寮」で、店内には江戸情緒が漂います。料金は食事メニューで2,000~3,000円、喫茶メニューは1,000円前後となっています。気軽に軽食や喫茶を楽しみたい場合には、1階にある「緑茶処 両国茶ら良」がおすすめです。和風のお休み処として、うどんなどの軽食やわらび餅やあんみつなどの甘味が人気で、1,000円以下のメニューがほどんどです。

同じく1階にある「FINN'S CAFE&RESTAURANT(フィンズカフェ&レストラン)」は、ピザ・パスタ・ジェラートなどカジュアルイタリアンのお店です。パスタやピッツァは1,000円前後から、プレートランチ、カレーライスなどのセット・ランチメニューは1,300円前後から用意されています。

江戸東京博物館の展覧会

江戸東京博物館では常設展示の他に、特別展(1F)や企画展(5F)などの展覧会が開催されます。それぞれの展覧会は年間を通じて5~6つあり、合わせて10以上にもなります。一つの展覧会の会期は2ヶ月ほどで、その後2週間ほど展示入れ替え期間の後に、新たな展覧会が始まります。

特別展は、国内外の様々な話題の場所やもの、番組など多岐に渡ったテーマが多く、その内容や展示品も貴重な物が多く含まれます。一方、企画展では主に、日本の過去、現在など、日本についてより広く知ることができるテーマが多いことが特徴的です。

特別展と企画展では、会期をずらして展示の入れ替えが行われるため、いつ訪れても、何かしらの展覧会を見ることができます。企画展は常設展と同じ館内料金で見ることができますが、特別展は追加料金が必要になるため、企画展が行われている時に訪れる方がお得です。