• 秩父神社は、埼玉県秩父市にある神社で、秩父地方の総鎮守です。毎年12月行われる例…続きを見る

  • 秩父地域から古くから伝わる伝説の中でも、もっとも信仰を集めているのが水の神の化身…続きを見る

12月の秩父夜祭で知られる秩父神社は多くのご利益が期待できるパワースポット

秩父神社は例年12月初旬に開催される例祭「秩父夜祭」で、全国的にも有名な神社です。その歴史は古く、正確な創建年は明らかになっていませんが、歴史的な書物や文献によると関東屈指の最古社のひとつであることに間違いはないと言われています。秩父神社では「つなぎの龍」と「お元気三猿」が彫り込まれたユニークな絵馬があることでも知られています。

秩父神社への参拝は南門の「一の鳥居」から始めるのが正式です。鳥居をくぐって左手に手水舎があり、ここで手と口を清めます。お手洗いに行く場合いは、手水舎に寄る前に行き、用を足した後で清めるようにします。手水舎の後ろにあるのは例祭の際、ご神幸行列のお供をする2頭の馬をつなぐ神馬舎です。

秩父神社でお守り・御朱印をもらえる場所


左手に神楽殿、右側に平成殿がある参道を進むと、神門があります。これをくぐると、秩父神社の本殿が見えます。本殿の手前、右側にお札お守りの授与所がありますが、ここで御朱印をもらうことができます。

秩父神社では、人生の節目となる様々な時期でのお参りを受け付けています。例えば、七五三だけでなく、命名や奉告祭、初宮詣、誕生祭などお子さんの成長を願うお参りや成人してからの厄除や方災除祈願などがあります。

参拝した後は、境内にある諏訪神社で旅の安全を、柞稲荷神社で商売繁盛をそれぞれ祈願したり、伊勢神宮の外宮にも祀られている豊受大神宮への参拝などを行います。

社殿の南にある「子育てのとら」は妊娠や安産、子育て全般にご利益があります。これ以外にも、「北辰の梟」は合格祈願・学問成就に、「つなぎの龍」は家内安全に、「お元気三猿」はアンチエイジング・不老長寿に、それぞれご利益があります。

この他にも秩父神社の境内には、祠や神社、遺跡や井戸などがあり、多くの神様に触れることができると言われています。

年に一度のイベント「秩父夜祭」


秩父神社を代表するイベント「秩父夜祭」は、かつては旧暦11月3日に行われていましたが、明治の改暦に伴って、12月3日に行われるようになりました。

この夜祭には、様々な逸話や背景があることでも知られています。例えば、武甲山の男神と秩父神社の女神が年に一度の逢瀬を楽しむお祭りであるという物語は有名なもののひとつです。その他にも、元々、妙見様にちなんだ祭礼であるという説もあります。妙見信仰の歴史は古く、古代バビロニアから始まったと言われています。また、秩父夜祭の役割として、春の「御田植祭」でお迎えした龍神を武甲山にお送りする、という意味も込められています。

秩父神社のおみくじ


秩父神社のおみくじは、「水みくじ」「繭みくじ」の2種類があります。
「水みくじ」は境内にある小川の水におみくじの紙をひたし、おみくじの内容が浮かび上がってくるというもの。
「繭みくじ」は、その名の通り繭玉におみくじが包まれているものです。繭玉を開くと折りたたまれた紙が入っており、ここにおみくじの内容が記されています。秩父地方は絹織物が盛んであったという歴史があり、このことから繭におみくじを入れるというユニークなおみくじが誕生したという経緯があります。
秩父神社では楽しくおみくじを引くことができるとあって、参拝客に喜ばれています。

 

ギャラリー

  • 秩父神社の創建は、かなり

    秩父神社の創建は、かなり古い時代のことであるため正確な年号は不明ですが、平安時代の書物には知知夫国の総鎮守として、その存在が記されています。 927年に編算された『延喜式』には、関東の古社のひとつとして記載があります。中世以降、社名は秩父妙見宮に改められ、明治に再び、秩父神社に戻りました。 現存する社殿は、1592年に徳川家康から寄進され建てられたもので、江戸時代初期の建築様式の貴重な建築物として、埼玉県の有形文化財に指定されています。

  • 地域には多くの神楽が伝承

    地域には多くの神楽が伝承されており、中でも秩父神社に伝わる35座の演目から成る神楽は「神代神楽」と称され、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 神楽の大きな特徴は、題材が古典神話であるところにあります。例えば、高天原神話や出雲神話など、日本の成り立ちや神々の物語が中心となっています。 神代神楽は初神楽(1月2日)、節分追儺祭(2月3日)、御田植祭(4月4日)、諏訪神社祭(9月27日)、例祭(12月2日~12月3日)などで奉納されています。

  • 秩父神社では結婚式を行う

    秩父神社では結婚式を行うことができます。神社の古式ゆかしい形式での結婚式を希望するカップルは、ここ数年で徐々に増えてきていると言われています。 とくに、「参進の儀」と呼ばれる、雅楽の調べの中、巫女に先導されて真紅の絨毯の上をゆっくりと歩いて神殿に向かう神聖で厳かな雰囲気は、とくに人気です。 挙式料は、挙式を行う場所によって異なりますが、本殿で行う場合は税込15万円、儀式殿では税込5万円で、比較的リーズナブルな価格設定になっています。

  • 「秩父夜祭」は秩父地方の

    「秩父夜祭」は秩父地方の総鎮守、秩父神社の年に一度の大祭として全国的にも知られていますが、地元では親しみを込めて「冬まつり」と呼ばれます。 関東屈指の古社である秩父神社は、昔ながらの神話的世界と秩父盆地の生活風土が調和した秩父地域、独自の故郷の風景を後世に残す役割を担っています。 そのため、「秩父夜祭」では大花火や打ち上げなど派手な演出で知られていますが、祭りの核は地元風土の神を祭る形式を伝えるための伝承祭祀にあります。

写真ギャラリーを見る

 

秩父神社 基本情報

店名
秩父神社
住所
〒368-0041
埼玉県秩父市番場町1−3
営業時間
[5月–9月]5:00~20:00
[10月–11月] 5:30~20:00
定休日
年中無休
電話番号

0494-22-0262