鶴岡八幡宮の見所情報。銀杏が有名
鎌倉を代表する八幡宮として知られる鶴岡八幡宮は、1063年に源頼義が源氏の氏神として京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜の近くに祀ったことが始まりと言われています。その後、1180年に、現在の場所に遷され、1191年には鎌倉幕府の宗社として、鎌倉の町づくりの中心に据えられました。
祭神として第15代天皇の「応神天皇」、「比売神」、第14代仲哀天皇の妃「神功皇后」の3柱が祀られています。武家や武士道の精神性の基とされ、現在でも仕事運や開運、心願成就など立身出世や、魔除け、厄災除けなど障害を取り除くご利益があることで知られています。
鶴岡八幡宮のお守り
鶴岡八幡宮は、可愛らしいお守りがたくさんあることでも知られています。
例えば、「鳩鈴守」「折鶴叶え守」「刀守」などは、それぞれ鳩、鶴、刀の形状をしており、ストラップやチャームとして、若い世代にも身に着けやすいデザインとなっています。
また、強い強運を掴み取る「強運掴み矢」はビジネスマンだけでなく、働く女性たちや学生にもご利益アイテムとして高い人気を集めています。
鶴岡八幡宮の見所
鶴岡八幡宮の見どころとして、参道の段葛が有名です。
年間を通じて奥の参拝者が訪れる神社ですが、この段葛は桜の名所として春になると、より多くの花見客や観光客で賑わいます。また、境内の「源平池」の周りの桜も見事に咲き、人気のお花見スポットとなっています。
さらに、鶴岡八幡宮といえば、長らく神社のシンボルとして樹齢1000年を超える「隠れ銀杏」が知られていました。高さ30メートル、幹の太さおよそ7メートルの大銀杏でしたが、2010年3月に倒木し、現在は「ヒコバエ」の育成計画が進められています。
鶴岡八幡宮の"銀杏"
鶴岡八幡宮では、パワースポットとして親しまれていた「隠れ銀杏」の枝から「大銀杏 御神木のお守り」を作り、多くの人にそのパワーを分け与えています。
この他、現在の鶴岡八幡宮の本殿は1828年に造られた江戸建築として、若宮とともに国の重要文化財に指定されています。
鶴岡八幡宮の祭り
鶴岡八幡宮は花見の見頃のシーズンには「鎌倉まつり」が開催されるため多くの人が訪れます。しかし、春だけでなく、秋口の9月15日の前後3日に渡って盛大に行われる例祭日は、鶴岡八幡宮における最重要の祭事とされ、この時期にも多くの地元民や観光客が訪れます。
この大祭の歴史は古く、1187年行われた流鏑馬から始まったことが『吾妻鏡』などの記述から明らかになっています。以後、800年続く大祭では、流鏑馬神事の他、例大祭の初日には宮司ら神職たちが由比ヶ浜で身を浄めるためたり、当日には神輿を担ぐなどの行事が行われています。
鶴岡八幡宮の駐車場
鶴岡八幡宮には普通車40台分の駐車場(有料)はありますが、春や秋などのイベントの時期には、終日満車となっているため、車よりも公共交通機関の利用がおすすめです。