ツルオカハチマングウ
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鶴岡八幡宮の歴史は、源氏の神として出陣時にご加護を祈願した、京都の「石清水八幡宮」を、鎌倉に帰った源頼義が、由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりと言われています。 また、頼朝は流鏑馬や相撲、舞楽など、今日にも引き継がれる神事や行事を行い、 関東の総鎮守として厚い崇敬の誠を寄せました。 その後、鶴岡八幡宮は、武家の精神のよりどころとなり、国家鎮護の神としての信仰は全国に広まったということです。 今では国の重要文化財に指定されている人気の観光スポットです。
本宮は、文政11年に徳川家斉が再建した流権現造で、国の重要文化財に指定されています。 本宮は大石段上にあり、段数は61段。登りきると桜門があり、その奥に拝殿とつながった本宮があります。 石段下にある舞殿は、「下拝殿」とも呼ばれ、前面にある建築物は21世紀に入ってから増築されたものです。当初は朱塗りではなく白木造りでした。 また、境内には「源平池」いう、北条政子が掘らせたと伝わる池があります。 源氏池には島が3つ、平家池には島が4つ浮かんでいて、それぞれ産と死を表すと言われています。
鶴岡八幡宮の舞殿は、鶴岡八幡宮の仁大門を入った広場の本宮への石段の前に建つ、入母屋造りの建物です。 かつて舞いの名手で、源義経の愛人であった「静御前」が吉野山で捕らえられ、源頼朝に舞を命ぜられ「吉野山みねのしら雪踏み分けていりにし人のあとぞ悲しき」と、義経を慕う歌を詠み舞ったという伝承があります。 それを思うとなんだか切なくも見えてくる舞殿ですが、その美しい建物の雰囲気は、外国人観光客にも人気なのだそうです。
鶴岡八幡宮には、樹齢1000年と言われ、八幡宮を見つめ続けてきた「大銀杏」が社殿のそばに立っていました。 しかし2010年3月、雪が混じった強風にあおられて、木は倒伏してしまったのです。 このことを惜しみ、境内に設けられた「芽吹きを祈る記帳所」には、連日全国から多くの方々が訪れました。開設した1ヶ月半の間に、その数は6万人にものぼったということです。 今では元の場所のヒコバエから、小さな若芽が芽吹いているそうです。
鶴岡八幡宮では、「例大祭」といわれる祭事を、毎年9月14日から16日までの3日間行っています。 鎌倉の歴史書、『吾妻鏡』によれば、文治3年に放生会と流鏑馬が始行されたとあり、これが鶴岡八幡宮の例大祭の始まりとなります。 それ以来、絶えることなく800年の歴史と伝統が現在に伝えられていて、一年を通して最も重い祭事となっています。 この3日間は、鶴岡八幡宮に多くの人が集まる行事の一つです。
鶴岡八幡宮を訪れる方に特に強いパワースポット地点5ヶ所ご紹介します。 大石段・本宮は、勝運や出世運を上げたい人におすすめの場所です。ここは上昇のエネルギーがとっても強い場所とされています。61段の大石段上に楼門の奥に本宮の拝殿があるので、必ず、ここのご祭神に参拝をしてください。