飼い主さまのご希望やライフスタイルに合わせた治療法をともに考えてまいります 近年、動物たちの寿命が延びていて、飼い主さまと過ごす時間も長くなってまいりましたが、年を重ねることで発症する病気のご相談も増えてきています。腫瘍もそのうちの一つです。
動物は言葉が話せないので、どこをどう触ると痛いのかは、触りながらよく観察しないとわかりません。しかし、処置をするのに痛みを伴うのは人間と同様と考えています。当院では、麻酔以外の薬も併用し、できるだけ痛みを軽減させる手術を「減痛治療」と呼んでいます。
当院でお薬をお渡しする際、飼い主さまに高い確率で「これは痛み止めですか」と聞かれます。やはり飼い主さまは「痛み」のことを気にしていると感じます。
痛みを減らす措置は効果や比較がなかなか難しく、効き目がはっきりわかるものではありませんが、今まで痛がっていた動物にお薬を使用して、いくらかでも楽そうにしているならやる意味はあると考えています。一つの病気に対しても、治療法は複数考えられます。お薬を使う効果やリスクについてのご相談は随時受け付けております。セカンドオピニオンも承っておりますので、お気軽にお尋ねください。