動物たちの口内ケアの重要性
動物たちとの生活を豊かにするために 病院はなかなか慣れにくいもので、動物たちも飼い主さまも緊張される方が多いかと思います。飼い主さまが緊張していると、動物たちにもそれが伝わって緊張してしまい、しっかりと正確な治療ができないことがあります。そうならない様に当院では、飼い主さまがお気軽に来院していただけるような病院づくりを心掛けております。
飼い主さまがどのような診療を望まれているのかをしっかりと汲み取って、飼い主さまと動物たちのライフスタイルに沿った診療ができるようにご提案をさせていただき、触診や聴診はもちろんのこと、問診や何気ない会話の中からでも、動物たちの少しの変化や異変に気付けるようにしております。
なお、初診にはかなり時間をかけており、緊張ほぐすこと以外にも動物たちの性格や特徴など、細かいところまでお伺いするようにしております。病気になったから病院に行くのではなく、病気になる前に気軽に相談ができる病院になれるように日々精進しております。
動物たちの口内ケアの重要性 歯のケアは動物たちにとっても、非常に大切なものです。歯のケアを怠ると、ひどい場合だと歯周病により歯が飛びぬけて感染が広がり、膿が出ることもあります。原因としては、歯磨き不足はもちろんのこと、小型犬などでは歯並びが悪くお口のケアがしっかりとできていないことなどが考えられます。ご自宅で歯磨きができない場合でも、歯磨きガムや歯周病を防ぐためのサプリメントなどのケア用品をおすすめしております。また、当院では歯磨き指導や歯石除去なども行っておりますので、ご自宅での口内ケアが難しそうであれば、無理をせずに一度当院にお越しいただければと思います。
犬・猫以外の小動物について ウサギの場合は壁紙やカーペットなどを誤飲することが多々あります。その場合は、無理に吐かせるのではなく潤滑油などを使用して取り出すのが一般的ですが、ひどい場合は手術になることもあります。誤飲やケガを防ぐためにも、ゲージの外に放してあげるときは目を離さないことが大切です。
また、最近では昔に比べ寒暖の差が激しくなってきております。寒いときは毛布など暖かいものを準備して、ゲージに被せて風を遮断するなどが効果的で、暑いときは部屋の温度があがってしまう危険性があるので風通しを良くしたり、日陰に置いて上げたりすることが効果的です。一番効果的なのはクーラーをかけてあげることですが、うさぎやハムスターは温度の低下により冬眠に入る習性を持っておりますので、温度管理には十分注意が必要です。病気やケガのことだけでなく、小動物の飼育方法につきましてもお気軽にご相談ください。