横浜市青葉区たまプラーザ【金庫　ダイヤル　開かない　家庭用　鍵開け】金庫ダイヤル開け「明治屋」

侵入窃盗の手口の一つに、金庫破りがあります。事務所や店舗、個人宅などに侵入して金庫を開けたり持ち運ぶ窃盗で、警察庁が発表しているだけでも年間2,000件以上の事件が確認されています。犯罪手口の中では、事務所荒らしに並ぶ犯罪率を示している金庫破り。出店荒らしは事務所荒らしよりやや高い確率で、外食チェーン店に侵入しての金庫破りなどが多発している点は無視できません。犯罪のターゲットとされる場所の半数近くは、会社や事務所です。次いで多いのが、飲食店や商店。ガソリンスタンドやスーパー、医療施設なども狙われやすくなっています。
警察庁の発表によると平成22年度には2,917件発生したとされている金庫破りは、翌23年には2,611件の発生。平成25年には2,257件と年々減少傾向にあるとはいえ、この数字はあくまでも警察庁で発生を確認した件数です。通報されていない金庫破りも含めれば、被害確率はもっと高いものと考えることができます。また、件数は減少傾向にあっても犯罪傾向は悪質化しています。事件の半数以上が2人組以上の犯行で、6人組以上ともなると全体の約5％。来日した不良外国人による事件が増加していたり、発生の広域化や同じ地区での多発化も目立ってきているのです。
計画的で、犯行の手口も続々と進化してきている金庫破り。店舗の壁を破壊したり強力な破壊用具が用いられることも増えてきており、金庫の破壊手段として圧倒的に多いのは扉こじ開けです。実に半数もの金庫破りが扉こじ開けによるものであり、15％ほどが金庫搬出によるものだとされています。金庫破りの被害を防ぐためには、扉をこじ開けられない頑丈さや持ち去りにくい形状・重量などを最低限重視しなければなりません。警報機のありなしを事前にチェックしていたり、警備員が到着するまでに犯行を終えたりするなどの計画性にも用心が必要です。
金庫破りと同じくらい心配になるのが、火災などの災害による被害です。これを防ぐため、耐火用の金庫で備えているところもあるでしょう。しかし、耐火専用の金庫には防盗対策が不十分なタイプも少なくありません。耐火用の金庫が、集中的に狙われることも多いのです。より重要な物は防盗対策が強化された金庫に保管するのが強力な対策になりますし、施錠をこまめにおこなう習慣もつけたほうがよいでしょう。手提金庫は持ち運びには便利ですが、金庫破りの犯人にも持ち去りやすいのがネック。簡単に持ち出されないように、床面などに固定器具を設置するのもおすすめです。

金庫は金品などの貴重品を保管する目的で使用しますが、中でも業務用金庫は仕事に使う様々な物を紛失や破損、盗難などのトラブルから守るために不可欠です。その一方で業務用金庫は中の物を頻繁に出し入れすることが多いので、他の金庫とは使い方が大きく異なると言えます。そのため、業務用金庫は高い防犯性を持ちつつ、簡単に物の出し入れができる構造であることが重要な選択肢と言えるでしょう。一般的な金庫は防犯性が高い反面、鍵の開け閉めに手間がかかるので業務用には不向きと言わざるを得ません。業務用金庫は鍵の管理が容易なマグネット式が最適とされています。
マグネット式の鍵を使っている金庫が業務用としておすすめできる理由として鍵の開け閉めが容易なことが挙げられます。専用のマグネットを金庫にかざすだけで鍵の開け閉めが可能なので、ダイヤルを回したり暗証番号を入力するなどの手間がかかりません。頻繁に物を出し入れする業務用金庫はそれだけ、鍵の開け閉めに手間がかかってしまいます。マグネット式なら鍵を差し込んだりダイヤルを回す動作が一切不要なので煩わしさを感じることがありません。鍵の開け閉めに使うマグネットは金庫用の特殊な構造なので複製はほぼ不可能です。また、マグネット式金庫は基本的に他の鍵は併用しないのでピッキング被害にも遭いにくく、その点が防犯性の高さに繋がっています。
マグネット式金庫は鍵の管理に手間がかからないので頻繁に物を出し入れする業務用金庫が最適な使い方と言っても過言ではありません。その一方で鍵の性質から、高価な貴重品の保管には不向きです。マグネット式金庫は業務に用いる書類や印鑑、資料など金銭的な価値を持っていない物を保管するのが上手な使い方と言えます。その一方でマグネット式金庫は鍵の部分から強い磁気が放出されているので、電子機器やキャッシュカードなどは避けるのが賢明です。新しい型の金庫は磁気の放出を抑える構造になっていますが、それでも電子機器などが故障する可能性は否定できません。保管する物を限定するのが金庫の上手な使い方と言えるでしょう。
マグネット式金庫を安全に使うには解錠用のマグネットを適切に管理することが何よりも重要です。鍵の構造上、複製はほぼ不可能な他、市販の磁石で解錠される心配はありません。その一方でマグネットを盗まれると防犯性が皆無に等しくなることから、マグネットの管理には細心の注意を払う必要があります。どのような金庫も鍵の管理が防犯性を左右するのは紛れもない事実です。