もちろん、ワンちゃんの中には少しシャイな性格の子もいると思います。ワンちゃん自身が見られている状態に落ち着かないという場合は、ブラインドを下げてトリミングを行うこともできます。落ち着ける環境はワンちゃんごとによって異なると思いますので、その子その子に合った環境を作っていくよう心掛けています。飼い主さま一人一人、ワンちゃん一頭一頭に対して適した環境を用意し、大切にお付き合いしていきたいと考えています。
実力派トリマーによる施術面での心掛け 最近では多くの飼い主さまがトリミングに対するお好みやこだわりを持ち、ワンちゃんの暮らしを楽しまれているように思います。
当店では在籍している5名のトリマーが、それぞれ得意な分野を持ち、施術にあたっています。実際にお預かりする際は、飼い主さまによって様々なこだわりのポイントや、イメージされている仕上がりを細部まで伺い、完成のイメージをしっかりと思い描いてから作業を行うようにしています。そういったカウンセリングを非常に重要視しており、飼い主さまの要望に可能な限りお応えできるよう心掛けています。
カウンセリングを行う際は、部位ごとにカット後の長さについて口頭でお話しするだけでなく、雑誌などを見ていただく、写真を持ってきていただくなどして、飼い主さまとトリマーの間でイメージを視覚的にすり合わせていき、理想に近いスタイルを探すようにしています。そのように、カットを行う際には仕上がりのイメージを頭に描いてから施術をスタートします。
全てのワンちゃんと飼い主さまの楽しい生活のために ワンちゃんの皮膚・被毛は人のそれとは全く質が異なり、ワンちゃんごとに適した対応もそれぞれです。特に犬種や体質、近年のワンちゃんの生活環境の変化の理由により、皮膚に何らかのトラブルやその兆候を持っているワンちゃんは決して少なくないように感じられますので、皮膚が弱い子や高齢のワンちゃんに関しては、特に細心の注意を払ってお預かりしています。
心掛けていることとしましては、可能な限り負担を避けるという点で、特にシャンプーはワンちゃんに対して、作業自体にどうしてもある程度の負担を伴うものですので、洗い方はもちろんのこと、水温やブローの際も体調によって温度を調整しています。
負担を避けるためには作業のスピードも重要で、フラフラしてしまうワンちゃんには保定を入れるなどして2名体制で作業を行います。複数人で作業を行うことで時間は大幅に短縮ができますので、その分負担は大きく軽減できると考えています。最近では10歳を過ぎたワンちゃんでも元気な子は多いように思いますが、状態を見て必要であれば飼い主さまにご相談いたします。
その子に最も適した方法でワンちゃんと向き会うことで負担が減らせますし、こちらが注意してお預かりすることでワンちゃん自身にもトリミングを楽しんで欲しいと思っています。