当院ではまず専門用語とその内容をお伝えし、それをわかりやすく解説しています。また、病気やけがの内容の説明が掲載されたプリントに私が手書きで説明などを書き加えてお渡ししています。こうすることでご家族に説明もしやすくなるかと思います。
飼い主さまがペットの病気やケガについてきちんと理解できるよう、獣医師・看護師だけでなく、受付スタッフもお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。
循環器疾患について ワンちゃん・ネコちゃんの心臓病について、初期は目立った症状がありません。彼らは言葉を話せないため、たいていが明らかな食欲不振や呼吸困難などに陥ってから来院されるのですが、そういった症状が出た時はかなり病気が進行した状態です。当院では病気の状態を正確に把握するための機器(レントゲン・心電図・超音波診断装置)を導入し、綿密な治療計画を立てて症状を抑えたり体にかかる負担を軽減したりしていきます。
心臓病は健康診断で発見できることも多い病気です。早期発見・早期治療のためにも、元気なうちから健康診断を行うことをおすすめいたします。
ワンニャンドッグについて 病気で来院された飼い主さまに対して「もうちょっと早く来てくれたら…」と思うことは少なくありません。その後には「助けてあげられたのに…」「こんなに費用や時間がかからなかったのに…」などの言葉が続くのです。先に上げた心臓病もそうですが、多くの病気は症状が現れた時にはかなり進んでしまっていることが多いのです。
人間よりも寿命が短いわけですからベストは年に二回ですが、年に一回でも健康診断を受けていただければ治療がスムーズです。血液検査・レントゲン撮影はもちろんのこと、超音波検査器、心電図など、さまざまな機器を揃えています。シニアになってからではなく、若く元気なうちから来ていただくと「元気な時のデータ」が蓄積でき、治療の対策が取りやすくなります。
デンタルケアについて ペットの高齢化が進むにつれ、歯周病や歯槽膿漏などが増えています。せっかく長生きしても歯がぐらつく、歯茎に穴が開くなど、お口の中がぐちゃぐちゃになっていると美味しくご飯を食べることもできません。さらには歯周病に伴う細菌や炎症物質が、臓器の疾患を引き起こす危険性もあります。
ペットが自分で歯磨きをするわけではないので、飼い主さまによる毎日のケアがとても重要となってきます。当院での治療やクリーニングはもちろんですが、ご自宅での歯磨き方法やアドバイスなども行っています。今までやっていなかった飼い主さまも、ぜひ今日から始めてあげてください。
フィラリアについて ワンちゃんのフィラリア対策はご存知の方も多いと思いますが、ネコちゃんについてはどうでしょうか。従前は猫のフィラリア対策は不要だと考えられてきましたが、ここ数年フィラリアによる猫の呼吸器障害が注目され、重要視されるようになってきました。ノミダニ駆除とワンセットで予防が可能です。ネコちゃんを飼われている飼い主さまはぜひご相談ください。