「痛い思いや麻酔の危険性にさらしたくないから積極的な治療はいらない」「リスク(治療による危険性や合併症など)を理解したうえで積極的な治療を受けたい」など選択肢はさまざまです。飼い主様の愛情を大切に納得していただける治療方針が決められるよう、可能な限り説明を尽くします。ときには飼い主さまにお辛い判断をしていただくことになるかもしれません。その場合でも飼い主様に寄り添い、一緒に悩み考えていきたいと思います。飼い主さまが後悔されないよう犬や猫の最善のために、覚悟を持って診察・治療にあたります。
正確性・安全性を高める、各種機器にも力を入れています 手術室の環境管理を徹底すべく、手術室陽圧システムを導入しています。手術室内に浄化したクリーンな空気を充満することで内圧を高め、外部の汚れた空気がすき間などから入ってくることを防ぎます。
また手術機器にも力を入れ、麻酔は人間の新生児に対応した人工呼吸調整機能付きの麻酔装置を導入。重篤な症例にも対応できる、細かな調節機能を有しています。
切開や凝固(出血を止める)に使用する超音波凝固切開装置ソノサージや高周波手術装置は、縫合糸を使わずに傷口を溶着したり、出血や周辺への侵襲を減らしたりするなど、短時間化と安全性の向上に貢献してくれます。その他にも各種機器を備え、正確性や安全性の確保に努めています。
トリミングについて 病気になった犬や老齢により、近くにあるトリミングサロンに断られ、「行くところがない」という飼い主さまの声に応えるために、2階にトリミングサロンを併設しました。病気のある子や高齢な子も、ときには酸素を吸わせながらトリミングするなど獣医師と連携した対応をさせていただきますのでご相談ください。
その子の皮膚や被毛の状態に合わせたケアを大切にしており、マイナスイオンシャワーや重炭酸泉シャワーなども導入。オプションで10種類以上の薬用シャンプー、薬浴、デンタルケアなどもございます。
すべての犬が幸せに生きられる地域のために 寝屋川市の動物愛護推進協議会代表に就任し、市や保健所の担当者さんやボランティアさんと力を合わせて、殺処分ゼロを達成した自治体に学びながら1匹でも多くの命を救うために微力ながら頑張っていこうと思います。
手厚い看護の末に皆にみとられ最期を迎える子も、施設であっという間に処分されてしまう子も、命の重さに変わりはありません。多くの人がこのことをご理解されサポートをしていただければと願っています。