福岡市東区で鍵交換・鍵開け・鍵修理ができる鍵屋なら鍵トラ本舗！鍵紛失時の鍵作成も対応可能

ピンシリンダーはGOALやSHOWAが採用している鍵で、片方の側面がギザギザの形状になっています。シリンダーと呼ばれる円筒の鍵穴の中には4本から7本ほどのピンがあり、鍵を差し込むとピンの高さがそろい、鍵を回して解錠できる仕組みです。シンプルな構造で埃やチリなどにも強いため、物置やロッカーなどの鍵によく使用されています。価格が安い半面、ピッキングでも比較的簡単に鍵が開いてしまうので、住宅の玄関などには向いていません。

ディスクシリンダーは、MIWAがU9（ユーナイン）を発売する以前に製造していた鍵です。鍵穴が「く」の形に見えるのが特徴で、キーの両側にギザギザがあります。シリンダーの中にはいくつかのディスクタンブラーがあり、片方が外筒に飛び出しています。正しい鍵を差し込むことでタンブラーが内筒の中に納まり、回転させて鍵を開ける構造です。以前は多くの住宅に採用されていましたが、ピッキング被害が多発したため廃止シリンダーとなりました。

ロータリーディスクシリンダーは、ディスクシリンダーを改良して防犯性を高くした鍵です。構造はディスクシリンダーとほとんど同じで、見た目もあまり変わりません。しかし、ロータリーディスクシリンダーでは鍵穴が横向きになっていて、ピッキングしにくいように「ロッキングバー」が設置されています。解錠するためにはすべての切り欠きをロッキングバーの位置にそろえなければなりませんが、ロータリーディスクシリンダーでは数か所にダミーがあるため、ピッキングするのはかなり難しいと言えるでしょう。

現在普及が進んでいるのが、ディンプルシリンダーです。シリンダー錠の中では特に防犯性に優れていると評価されていて、新しいマンションや住宅の玄関などに使用されています。従来の鍵についているギザギザがなく、代わりに裏表と側面に大小様々なくぼみ（ディンプル）がついています。複数の方向にピンがあるので、ピッキングを数倍困難にしているのが特徴です。また、ディンプルシリンダーの鍵パターンは1,000億通り以上もあると言われており、複製も難しくなっています。

マグネットタンブラーは、マグネット（磁力）を利用して解錠する鍵です。タンブラーを磁力で押し上げて解錠するので、鍵穴にピンが露出していないのが特徴です。そのため、通常のピックを使用したピッキングは不可能で、防犯性は極めて高くなっています。しかし、鍵の紛失には気を付けなければなりません。専門の業者に頼んでも解錠できないことが多く、費用も高額になる傾向があります。また、磁力が弱くなると鍵が開かなくなってしまうので、取り扱いにも注意が必要です。