また、完治が難しい病気や、長期的な治療が必要な病気などの場合には、動物と飼い主さまへの負担を考慮し、できるだけ負担の少ない、継続しやすい治療の選択肢を幅広くご提案できるよう心掛けています。
健康で若いうちから、定期的な健康診断をおすすめしています 動物の病気も人と同じように、早期発見・早期治療が重要です。また、何よりも大切なのは、病気になる前に防ぐことです。ですが、動物は言葉で伝えてくれないのはもちろん、自分の身を守るために弱いところを隠そうとする習性を持っており、飼い主さまでもなかなか異変に気づくのが難しいということもあります。
だからこそ、若いうちから定期検診を行い、その子の健康状態を把握しておくことが大切です。たとえ結果が健康であっても、いざ病気になってしまったときに健康時のデータと比較することができるので、将来の治療に大きく役立ちます。
大切な愛犬・愛猫と少しでも長く健やかな暮らしを送れるよう、若いうちは1年に1回、中高年(6~8歳)以降は年2回程度、健康診断を受けましょう。
ペットの存在は、飼い主さまの生活を豊かにしてくれます 動物を家族に迎えるということは、飼い主さまにとって負担が増えるということです。
食事や通院などの経済的な負担はもちろん、お散歩やケアなどのお世話の負担もあります。しかしながら、動物はそれらを上回る幸せ、豊かでかけがえのない時間を与えてくれます。動物が苦手だと言っていた人が、一緒に暮らすうちに夢中になってしまうのも、そんな理由からでしょう。
「多くの人に動物とともに豊かに暮らしてほしい」。獣医師として、動物の健康面はもちろん、飼い主さまと動物が幸せに暮らしていけるよう、さまざまなサポートをしていきたいと考えています。