なお、診察の際は「○○ちゃん、こんにちは!」と、名前を呼んであいさつすることを基本とし、スキンシップを増やしています。飼い主さまとも動物たちともコミュニケーションは欠かせません。
症状に関するイラストなどを描いて説明 飼い主さまのお話に耳を傾けることを大切にしています。ご自宅での様子はもちろん、いつも食べているフードなども重要な判断材料になるので、細かくお伺いしています。
当院を利用される飼い主さまは、ワンちゃんやネコちゃんのことをよく観察していて「いつもと少しだけ様子が変です」と連れてきてくれる方が多いので、疾患の早期発見につながっています。
診察の結果や疾患の状態などは、紙にイラストなども描いてわかりやすく伝え、その紙を飼い主さまにお渡ししています。
設備も充実、ワンちゃんとネコちゃんが顔を合わさないための配慮も 当院には診察室が2つあり、待合室にも敷居を設けて、ワンちゃんとネコちゃんがなるべく顔を合わさないよう配慮しています。
治療機器については超音波エコー、レントゲン、甲状腺ホルモンの数値も測定できる血液検査器、眼圧計などがあり、手術室には電気メスや超音波メスを備えています。また、手術の際に体温を保つための機器や、入院中の子に酸素を供給するためのICUもあります。一通りの機器類はそろっているので、さまざまな疾患に対応することができます。
悪化する前に歯周病対策を 歯周病が進行すると、歯の根元にうみが溜まり、なかには顔がパンパンに腫れた状態で診察を受ける子もいます。シニアのワンちゃんやネコちゃんに多い症状です。病気が進行すると、心臓をはじめ全身に悪影響を及ぼす可能性がありますので、このような状態になる前に歯石除去を受けることをおすすめしています。
また、当院では乳酸菌のリキッドや錠剤を販売しています。歯周病の原因菌や口臭の除去に役立つので、どうぞお試しください。
ワンちゃん、ネコちゃん用のペットホテルを併設 動物病院併設のペットホテルがあり、ワンちゃんおよびネコちゃん受け入れています。それぞれの部屋を分けているので、ネコちゃんもストレスをほぼ感じることなく宿泊できます。専用の部屋があるので、年末年始には4匹のネコちゃんファミリーを受け入れたこともあります。なかにはネコ同士で過ごすことを嫌がる子もいるので、スタッフが判断して適切な環境を用意します。
また、ワンちゃんのお散歩は1日2回で、周辺の住宅街を歩いて公園などで遊びます。
診察時間外のご対応について 診察時間外は、当院に電話をかけると、夜間対応を行っている獣医師のところに転送されます。相談ができて、そのまま家で様子を見るべきか、救急の動物病院を受診するべきかといった判断のサポートをしてくれます。なお、当院から車で15分ほどの場所に救急病院があります。