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排水口の臭いの原因は？

「台所で夕飯の準備をしていると、なんとなくシンクの方から嫌な臭いを感じる・・・」
このような経験をされたことはありませんか？
大体の場合はシンクに備えつけられた三角コーナーの生ごみからということが多いですが、実はその臭いの原因は排水口かもしれません！どうして排水口より嫌な臭いが発生するのか原因と対策を紹介します！

排水バスケットの掃除は定期的に

嫌な臭いの原因は2種類あります。
一つ目は排水バスケットの掃除し忘れです。
「排水バスケットって何？」と疑問に思われた方がいらっしゃったら要注意です。排水バスケットは排水口部についたごみ受けです。排水口の蓋を外すと網目状の受け皿があります。それが排水バスケットと呼ばれ、排水時に排水管に流れるとつまりなどを引き起こす大き目なゴミを受け止める役割をしております。この排水トラップは普段蓋の下にあるため、意外と掃除をしていないご家庭もあります。シンク内をきれいにしても蓋の下にある、食べかすなどの汚れをそのままにしてしまえば嫌な臭いが発生するのは当たり前です。まずは排水バスケットの掃除をしっかりおこなってください。掃除をすることで嫌な臭いの発生が解消されることは多いです。もし、掃除しても臭いが発生するのなら二つ目の原因が考えられます。

排水トラップの不具合による臭い発生

排水トラップという言葉はあまり耳馴染みが無いかもしれません。排水口のパーツを上から順に紹介すると「排水口の蓋」「排水バスケット」「排水トラップ椀」「排水トラップ」となり、先ほど紹介した排水バスケットの下にあることがわかります。ではこの排水トラップの役割とはいったい何か？実は臭いを封じるためにある部品なのです。

「排水トラップ椀」は排水トラップの蓋の役割であり、排水トラップの内に排水バスケットから受けこぼれたゴミなどの侵入を防ぐ役目ですが、この椀の下は水に浸かっています。
この水は封水と呼ばれるもので、水を溜めることで下水道から上がってくる嫌な臭いに蓋をしているのです。この封水はトイレでも見ることができます。便器内に一定量溜まっている水が封水です。

この封水がなんらかの原因で排水トラップ内に溜まらなくなった場合は、下水道からの臭いが排水管を通り排水口までせり上がり悪臭を漂わせます。ですので、排水口を掃除しても臭いが消えないのであれば、排水トラップの破損などが疑われます。

もし、掃除しても臭いが取れないのであれば修理業者に依頼して排水口部を念入りに確認してもらいましょう。もしかしたら排水トラップ以外の要因も考えられます。

浴室の排水口はつまりやすい？

先程は台所のシンク内の排水口の臭いについてご紹介しましたが、同じように普段の生活でよく使われる排水口といえば浴室の排水口です。
この浴室の排水口はご家族の人数が多いと、排水口つまりの可能性が増えます。どうして排水口つまりが多くなるのか？その理由と対処方法も合わせてご紹介します。

ユニットバスは排水口が洗い場と繋がっている

戸建てやマンションでも使われるユニットバスは、家を建てる上でもっとも費用が安くすむお風呂の設置方法です。このユニットバスは浴槽内の排水部と洗い場の排水口が繋がっており、浴槽の水を流した場合は洗い場の排水口へと流れて、下水へと繋がります。ユニットバス以外ですと浴槽専用の排水口と洗い場専用の排水口に分かれています。このためユニットバスの方が一か所の排水口へ汚水を流す頻度が多くなり、髪や皮脂などが排水口のつまりになるリスクも増えます。

入浴時に髪の毛が浮かんでいる光景を見る事もあるかと思いますが、そのまま放置して排水と一緒に流してしまうのは排水口つまりを引き起こす原因ですので、できるだけ髪の毛をネットで回収してから流すようにしましょう。

入る人が多ければそれだけ汚れが流れる

家族が多いと言う事は浴室を使う頻度が増え、その分皮脂などの汚れや、抜け毛などが排水口へと流れるということです。洗い場の排水口にはヘアキャッチャーが取り付けられていますが、細い髪は網目を通りぬけることもあります。その頻度が多く、また皮脂や洗剤などが排水口内部の壁面に付着することで汚れが積み重なりやがてつまりを引き起こします。とくに浴槽内の汚れはお風呂掃除する際に気づくかもしれませんが意外と多いです。浴槽内の排水部にはヘアキャッチャーはついていないので、そのまま流すことになります。

浴槽に浸かる人が多いほど皮脂や髪などのゴミは増えますので、そのぶん排水口つまりのリスクが高くなると思ったほうがいいでしょう。

ご家族が多いご家庭では浴槽に浮かんだ髪の毛の回収や、洗い場のヘアキャッチャーの掃除をできるだけ小まめに行い、つまりが発生しづらい環境づくりをしてください。