病院でできるのは、シャンプーとカットだけとお思いではございませんか 私たちは、病院に来たときにしかその動物を診ることはできませんが、飼い主さまは常に一緒にいます。そのため、動物たちが健康でいるためには、飼い主さまがその子のことを十分に理解していることが重要になってきます。中でも、ブラッシングをしてあげたり、撫でてあげたり、その子に触れることから普段の様子を知るという行為が非常に大事です。
そうした行為を日ごろから行うことで「ちゃんと食べているのに軽くなった」「便の量が少ない」など些細な変化に飼い主さまが気づきやすくなるのです。さらに、その変化を雑談やカウンセリングの中で私どもに教えていただくことで、病気の早期発見にもつながってきます。動物たちが普段見せるちょっとした仕草が治療に対する大きなヒントにもなり得ますので、日々の生活の中で、ちょっとした行動の変化などは見逃さないようにしていただきたいです。