シャンプーは数種類ある中から選んで使用します。皮膚病などがある子には薬用シャンプーを用いるなど、お悩みや皮膚の状態によって使用するものを変えて施術いたします。
カットについては、「さっぱりさせてほしい」などのおおまかなご希望をお伺いした後、できるだけ飼い主さまのご希望に近づけるために、お顔はどのようにするか、お尻周りはどれくらいの長さにするかなどについてカウンセリングさせていただきます。場合によっては、飼い主さまとワンちゃんのライフスタイルをお伺いしたうえで、過ごしやすくお手入れしやすいようにこちらからご提案させていただくこともあります。飼い主さまの理想のカットに近づけていくことに加え、ワンちゃんの皮膚や毛玉の状態、毛の長さは十分にあるかどうかなどを考慮して施術いたします。
また2回目以降のトリミングでは、何かご不安なことはないか、診察を希望されるかトリマーがお伺いします。診察を希望される場合はトリミング前後に診察もいたします。
何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
お泊りの際のワンちゃんの不安な思いを軽減する環境づくり メディカルペットステイとは、いわゆるペットホテルのことです。当院では、「ペットホテル」という呼び方はしておりません。ワンちゃんをただ預かるだけではなく、かゆみや咳をしているなど、その子の健康状態を見ながらお預かりするためです。健康な子でも、ご飯の食べ方や便の状態を見て様子がおかしいなと思ったらご報告します。もちろん、お預かり時に一緒に健康診断を受けることもできます。
当院の犬舎は、施設内のスタッフルームよりも奥には設置しないようにしています。わざわざ行かなくても、スタッフみんなが通る場所に犬舎を設置し、様子を見たり声掛けをしたりしています。また、夜は犬舎を真っ暗にしないようにしています。電気をつけたままにしておくわけではなく、ほんの少しだけ明かりをつけることで、お家ではない場所に預けられる不安感を軽減するようにしています。
お預かりする際、原則としてはいつも食べているご飯を日数分お持ちただいております。いつも飲んでいるお薬があれば、そちらも忘れずにご持参ください。また、ほかのワンちゃんもいますので、ノミ・ダニ予防はしっかり済ませてきていただくようにお願いしています。
また、ストレスを発散してもらうため、お預かり中のワンちゃんを運動場で遊ばせてあげています。なお、病院を出たところは車通りが多くなっているので、安全のためにお預かり中にお散歩は行っておりません。
しっかりと健康管理を行いながらお預かりいたしますので、ぜひお問い合わせください。
においに配慮した清潔な院内づくり 衛生面では、特ににおいに気を付けています。建物を建てるときに空気の流れを考え、待合室に換気扇を設置しないようにしました。換気扇のあるほうに空気が流れていくからです。
そして、におい防止のために床をきれいにすることを徹底しています。ワンちゃんたちは足の裏に汗をかくといわれていますが、実は汗ではなく脂です。加えて尿や糞便を踏んでいる可能性もあり、ほかにも目に見えない汚れが積み重なってにおいにつながります。なので、床は毎日ピカピカにするよう心がけています。
清潔な環境を保つことにより、飼い主さまやワンちゃんに快適に過ごしていただきたいと思っております。
ご自宅で手軽にできるケアについてアドバイスもいたしております 最近では飼い主さまの意識も高まり、歯磨きのご相談をいただくこともあります。ただ、小さいときから覚えさせないと難しいことですし、人間でも毎日歯磨きをしているのに歯石がたまったり虫歯になったりすることがあります。なので、おうちでの歯磨きも決して無理をせず、水を含ませてヒタヒタにしたガーゼなどでお口の中を掃除していただくことをおすすめしています。口に水分を含ませ、ゆすいであげましょう。絶対に歯石を付着させないということは難しいですが、おうちでも手軽にできるケアだと思います。
歯みがきケアのほか、お家でのお手入れなどでわからないことがありましたら、お気軽にお尋ねください。