木曽郡木曽町の窓ガラス交換・修理はガラスお助け本舗

すりガラスは「曇りガラス」とも呼ばれていて、目隠しの効果があるガラスです。価格が非常に安い反面、水垢や手あかなどの汚れがつきやすく落としにくいのが難点です。すりガラスは、金剛砂と金属ブラシを使ってガラスの片面に加工を施して不透明にしています。加工した表面はザラザラしていて、水にぬれると透けるのが特徴です。おすすめの設置場所は、障子やふすま、リビングのドアなどです。視線を遮りながらやさしく光を取りこむことができるので、家の中の仕切りとしてよく使用されています。水に弱く汚れがつくと落ちにくいので、バスルームやキッチンなどの水回りに使うのは避けましょう。また、すりガラスは不透明ですが陰影は見えるので、外部に通じる場所に設置することは防犯上おすすめできません。

ペアガラスは、2枚のガラスを使って断熱効果を高めているガラスです。数枚のガラスを使っていることから、複層ガラスとも呼ばれています。スペーサーという金属の部品で2枚のガラスの間に空間を作り、乾燥した空気を注入しているのが特徴です。空気はガラスより熱の伝わり方が緩やかなため、熱移動を防ぐ効果が期待できます。住宅の断熱性能が高くなり、暖房の光熱費を抑えることができるでしょう。最近では、標準装備されている新築住宅も増えてきました。ペアガラスは省エネ効果があると注目されていて、寒さ対策はもちろん、窓の結露を防止する機能的なガラスです。ビルや住宅の窓に設置するのがおすすめです。

断熱ガラスは大きく分けて、ペアガラス（一般複層ガラス）、Low-E複層ガラス、真空ガラスなどがあります。ペアガラスでは、ガラスとガラスの間の層に乾燥空気を封入して断熱効果を高めています。Low-E複層ガラスにはアルゴンガスやクリプトンガスが使われることが多く、乾燥空気よりも断熱性能がアップすると言われています。また、Low-E複層ガラスには「Low-E膜」という特殊な金属膜コーティングが施されており、赤外線や紫外線を遮るのが特徴です。断熱効果はもちろん、夏の暑さ対策にも向いているガラスと言えるでしょう。さらに究極の断熱効果を求めるなら、真空ガラスがおすすめです。真空では熱の移動が起こらないため、魔法瓶のような効果が期待できます。断熱ガラスを設置するなら、住宅やオフィスの窓がおすすめです。

防犯ガラスに使われているのは、合わせガラスが多くなっています。合わせガラスは複数のガラスと樹脂製のフィルムを接着して作られているので、割って貫通するのが非常に困難なガラスです。フィルム層を厚くすることで防犯効果が期待できるほか、防音・防災の観点からも注目を集めています。ハンマーなどで叩いても2分以上耐えるので、不法侵入をあきらめる可能性が高いと言われています。割れたガラスの破片が飛び散ることもありません。また、合わせガラスのフィルムは紫外線をカットする性能があるため、カーテンや家具の日焼けも抑制できるでしょう。おすすめの設置場所は、店舗や住宅の窓などです。

強化ガラスは、通常のガラスに熱処理をして強度を高めたガラスです。一見すると普通のフロートガラスと同じなので、目視で見分けることは難しいでしょう。強化ガラスは、フロートガラスを700℃近くまで熱した後に一気に冷却することで、表層面に圧縮された層を形成します。強度は同じ厚さのフロートガラスの3倍から5倍ほどあると言われていて、割れにくいのが特徴です。フロートガラスと強化ガラスでは、割れ方も大きく異なります。フロートガラスが割れると破片が刃物のように鋭利になって非常に危険ですが、強化ガラスは万が一割れても粉々に砕け散るので破片でケガをする心配がありません。強化ガラスは安全性を考慮した場面によく使われていて、テーブルの天板やガラス棚版、ガラスドアなどに設置されることが多くなっています。

防音ガラスは、家の中からの音漏れと外から聞こえる騒音の両方を防いでくれるガラスです。騒音に悩んでいる人は意外に多く、そのほとんどは窓から聞こえる音が原因と言われています。窓を防音ガラスにするだけで、かなりの騒音・音漏れ防止効果が期待できるでしょう。防音ガラスは、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んで作られています。騒音の振動を熱に置き換えることで音の波を消す仕組みで、静かな生活環境を実現できると人気です。おすすめの設置場所は、音漏れを防ぎたい子ども部屋や外からの騒音をシャットアウトしたい寝室などです。