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普通切手とは、一般的にハガキや封筒に貼って使用する郵便切手を指します。
発行部数が多く美術的な価値もあまりないため、年代が新しいものはそれほどプレミア価値がつかないことがほとんどです。
ただし発行された年代が古い普通切手の中には価値の高いものもあり、明治・大正・昭和初期といった年代の普通切手は高価買取が期待できるものも多くあります。
特に高価買取の実績がある普通切手としては、1871年に明治政府が発行した「竜文切手・竜銭切手」、1872年に発行された桜の図柄が特徴的な「桜切手」、史上初めて一般公募で図柄を募集・採用された1913年発行の「田沢切手」、1923年の関東大震災で緊急的に発行された「震災切手」などが挙げられます。
記念切手とは、国際的な行事や国家規模の出来事の記念として発行される切手です。
国外でも同様の記念切手は発行されており、希少性の高いものほど買取価格が高くなる傾向があります。
日本では特に皇室関係の記念切手は高価買取の対象となりやすいため、覚えておきましょう。
特に高価買取の実績がある記念切手としては、1894年に明治天皇の銀婚(結婚25周年)記念として発行された「明治天皇銀婚記念切手」や、1916年に迪宮裕仁親王(のちの昭和天皇)が「立太子の礼」を受けたことを記念して発行された「裕仁立太子記念切手」、1934年に逓信事業が特別会計扱いになったことを記念して発行された「逓信記念日制定記念切手」などがあります。
特殊切手とは、文化財などを紹介する目的で作成される切手や特定のテーマで発行される切手で、記念切手の一種となります。
記念切手のように販売期間や発行枚数が限られるものはプレミア価値がつくものもあるため、買取価格が高くなる傾向にあります。
特に高価買取の実績がある特殊切手としては、1936年にシリーズ切手として発行された「国立公園切手」の第1号である「富士箱根切手」、日本初の特殊切手として1936年から1956年に発行された「第一次国立公園切手」、著名な文学者や哲学者の肖像を図案化した「文化人切手」などが挙げられます。
中国切手とは、中華人民共和国で発行された切手のことです。
その歴史は古く、1878年の清時代に初めての切手を発行された後、中華民国、中華人民共和国と引き継がれていく中でさまざまな切手が誕生しています。
特に高価買取の実績がある中国切手としては、「中国十二支切手」というシリーズで発行された「赤猿切手」、1963年と1973年に「第一次」「第二次」に分けられて発行された「オオパンダ」、文化大革命の時期に発行された「毛主席の最新指示」などがあります。
特に文化大革命が始まった時期に発行された切手は、国外へ持ち出すことが制限されていたこともあり、現在も高いプレミア性があります。
基本的な切手は未使用のものが高額になりがちですが、これらの切手はその希少性の高さから消印がついたものでも十分に高価買取が期待できるでしょう。
切手趣味週間とは、1947年に当時の逓信省が主導で開始されたキャンペーンで、切手収集の普及や奨励を目的として切手の美術品としての価値をアピールする目的で取り組まれました。
現在まで毎年多様な記念切手が発行されており、そのデザイン性の高さから人気のあるシリーズとなっています。
特に高価買取の実績がある切手としては切手趣味週間の開始2年目の1948年に発行された「見返り美人」、翌1949年に発行された歌川広重の図柄を採用した「月に雁」、1955年に喜多川歌麿の図柄を採用した「ビードロを吹く娘」などが挙げられます。
航空切手とは、国内で1929年から1953年に渡って発行されていた航空郵便専用の切手です。
日本では制度変更によって1953年から普通切手で航空郵便が利用できるようになり、それに伴って航空切手は廃止されました。
そのため、現在発行されていないという希少性からプレミア価格になっている傾向があります。
特に高価買取の実績がある航空切手としては、1952年に発行された「立山航空切手」が最も高価買取が期待できる航空切手と言われています。その他にも日本初の航空切手として1929年に発行された「芦ノ湖航空切手」や終戦後の1950年に発行された「きじ航空切手」なども人気が高く、高価買取となるケースが多いでしょう。
沖縄切手とは、1948年から1972年までの太平洋戦争終結後の沖縄で発行された切手です。
当時は実質的なアメリカ統治下であり、沖縄返還までの限定的な期間でのみ使用されていたという希少性から、コレクションとして高い人気を誇ります。
特に高価買取の実績がある沖縄切手としては、1948年から1949年に発行された「沖縄 第一次普通切手」の「5銭」から「1円」までの計7種、1952年に琉球政府発足を記念して発行された「琉球政府創立記念切手」、沖縄で航空郵便が始まった際に航空切手として利用できるよう普通切手に「10円」「100円」などの表記を追加印刷した切手や、1951年発行の「植林記念切手」などが人気の切手です。
年賀切手とは、年賀ハガキとは異なり、通常のハガキなどを年賀状として送る際に貼るための切手です。
1935年に発行されて以来、日中戦争が始まった1937年から1949年まで中断されたものの、現在も冬に発行されています。
図案としては富士山やしめ飾りといったおめでたいもの、羽子板などの正月らしい図案が多く見られます。
過去の年賀切手は発行数が少ないこともあり、現在では高いプレミア性から高価買取が期待できるでしょう。
特に高価買取の実績がある年賀切手としては1935年に日本初の年賀切手として発行された「富士山(富嶽図)」、日本画家である円山応挙の日本画を図案化した「龍虎之図」などが挙げられます。
これらの切手は未使用のシート状の状態であればより高価買取が成立しやすいため、保管には十分に配慮したうえで買取査定に臨みましょう。
国体切手とは、スポーツの大会である国体の開催を記念して発行される記念切手の一種です。
大会によって販売される場所や発行期間が限定されることから、希少性が高く高価買取が期待できます。
特に高価買取の実績がある国体切手として、最も価値が高いとされているのが1950年に開催された第5回大会を記念して発行された「第5回大会 国体切手」です。これは4枚1組の田型連刷版や20枚の切手シートなどがあり、未使用品の現存数が少ないことから高い買取価格になりやすい切手と言えます。
その他にも1947年に発行された「第2回大会 国体切手」や1948年に発行された「第3回大会 国体切手」なども高価買取になりやすい切手です。