引越しの見積もりをする上で気を付けること

引越しを行うのは一生の内で多い人ですと数十回、少ない人ですと1~2回とかなり差がでます。引越しとは無縁と言う人も中にはいるかもしれませんが、それでも人生の節目の大事な時期に訪れるのが引越しです。だからこそ引越しの費用は、新たな節目にかかる費用に対して、障らない程度の金額で依頼したいと考えるのが一般的です。
そこで必ず確認しなければいけないのは引越し業者が提示する見積もり書です。
この見積もり書には様々な情報が記載されており、引越し費用を安くするためのポイントも隠れています。

書類確認は「面倒」だと思われる方もいるかもしれませんが、大事なポイントを4つまとめましたので、まずは簡単にご確認してください。

1:「見積もり書」と「契約書」どちらであるかを確認する
「見積もり書を提示されたと思っていたけど、実は契約書だった」この様なトラブルは稀にあります。特に初めて引越しをされる方にとってはそれぞれの書類を見たことはありませんので、勘違いされてしまうこともあるでしょう。
この確認を何故しなければいけないのかというと、「契約書」にサインをするとキャンセル時にキャンセル料が発生する場合があります。見積もりキャンセルは無料でも、契約キャンセルは有料です。
ご自身では見積もりをしただけの認識でも、契約書にサインをしてしまい、すでに契約済みとなっているケースもありますので、しっかり確認しましょう。

2:トラックの大きさと作業員の人数を確認する
引越し料金を決める上での大事な要素として、荷物を運ぶトラックの大きさと、運搬を行う作業員の人数があります。
トラックの大きさは、軽トラックサイズから2トントラック※などのバリエーションがありますので、大きいとその分費用負担が増えます。
また、作業員の人数も同様に人数が多いほど費用負担が増えます。
本当に必要なトラックの大きさか、作業員の人数は適切かなども確認しましょう。
※2トントラックの中にも種類があります。

3:オプションを確認する
オプションとは通常の引越し作業とは別に付随するサービスのことです。このオプションは業者によって様々です。荷物を梱包するダンボールが有料なのか無料なのも記載されていますので、他社との比較をする上での大事な要素の一つです。
何か不明なオプションが書かれていないか、金額が発生するのかも、見積りを確認する上で必ず担当者に詳細を聞きましょう。

4:引越しの日時の確認と、引越し先住所の相違確認
引越しの料金を設定する上で、何処に運ぶかは大事なポイントです。移動距離が長ければ長いほど料金は高くなります。そのため引越し先住所に相違があった場合、それだけで料金計算を大きくずれることもありえます。
また、引越し作業を依頼する日や時間帯によっても料金が変わります。特に引越し業界の繁忙期とも言える3月~4月に引越し日を設定すると他の月より割高になります。

この4つのポイントが見積もりを行う上でお客様の負担が変わってくるポイントです。
見積もり書をしっかり読むことができれば、他社との見積もり比較をする上でも、何か違いどう安い(高い)のかが分かるようになります。
まずは、この4つを踏まえて引越しの見積もりを確認してみてください。

引越し費用は一人暮らしならどれくらい?

引越しの見積もりを見てもそれが適正価格なのか判断ができない方が多いかもしれません。特に一人暮らしの方ですと家財が少ない分、もっと安くなるのではと感じるかもしれません。

実際に単身引越しは家族引越しと比べても割安です。ただ、どれくらいが相場になるのかはあまり知られてはいないかと思います。

一人暮らしですと家財が比較的少ない傾向になりますが、趣味や仕事によって家財は多くなることもあります。
その為、各業者では単身パックを組む際に「荷物が多い・少ない」の2種類で分けて料金を設定しております。

●荷物が少ない場合の一人暮らしの引越し費用相場
30000円~

●荷物が多い場合の一人暮らしの引越し費用相場
40000円~

上記の相場から、引越し先までの距離が加算されて料金が確定します。
例えば同じ区内での引越しなら、荷物が少ない場合では30000円台で収まる場合が多いでですが、県外になると50000円台になるケースはよく見られます。

最低30000円台なると計算した上で、見積りを確認することで他社比較もしやすくなるかと思います。
できるだけ引越し費用を抑えて、引越し先でかかる費用に余裕ができるよう、引越し業者の見積もり比較をしてみましょう。

同棲初期費用から考える引越し費用

付き合い始めて同棲をされることも多いかもしれません。
同棲のメリットとしては家賃や光熱費を折半できるので、個々の支出を減らすことができます。減らせた支出分を結婚式費用に回すこともできますので、結婚を検討しているお相手ならば、早めに同棲してもいいかもしれません。
ただ、同棲するにしてもどれくらいの費用が初期にかかるかも気になる所です。
簡単にではありますが、同棲の初期費用のご紹介と引越しにかかる費用についてご説明いたします。


同棲にかかる初期費用については以下の2点で大きく変わってきます。

1:共に一人暮らし
2:どちらも実家暮らし

1の場合はすでに家電や雑貨類が揃っている状態ですので、どちらかの家に入ることで事前に用意する家財が少なくなります。そのため移住する方の引越し費用で収まると考えられます。
また、二人で住むのにはどちらも住居が手狭なら新居を用意する必要があります。その場合は賃貸住宅の初期費用が発生すると考えましょう。
二人で住むのに最適なアパートやマンションですと都内などの物価が高い地域では8万円~10万円、地方ですと5万円~7万円ほどの家賃になります。
ただし、これはあくまで月々の家賃であって、初期費用として敷金礼金、仲介手数料、各種保険に入ることから40万円~50万円ほどは新居に移住する際に発生すると思った方がいいでしょう。

2の場合ですと、先ほどの新居を用意するだけでなく、生活する上で必要な家財も別途用意する必要があります。ベッドやテレビ、冷蔵庫などを用意すると安く見積もっても20万円前後はかかります。
このため、新居を含めると70万~80万前後の初期費用がかかると考えておいたほうがいいです。

いかがでしょうか?
現在のお二人の住まい状況によっても同棲の初期費用は大きく変わっていきます。
そこに引越し費用として+3万円~かかると見積もっておくと、同棲するのに必要な資金も逆算できるかと思います。
無理のない同棲をする為にも引越しにかかる費用と、引越し業者の見積もり確認を怠らないようにしましょう。

家族での引越し費用の相場は?

一人暮らし、同棲(カップル)での引越し費用相場についてご紹介しましたが、もっとも引越し準備が大変になる家族での引越し費用は、今後の生活費や養育費を考えるとできれば少しでも安く抑えたいものです。

家族での引越しを考えた際に、引越しを行う人数が多いほど料金が高くなるのは、なんとなく想像できるかと思います。
「大人二人と子供一人」の家族構成よりも、「大人二人と子供三人」の方が一人頭の運ぶ荷物の量が増えることで、場合によってはトラックの種類が変更されて運送費が高くつきます。これは子供の年齢が大きいほど顕著に表れて、小学校低学年より中学生以上の方が物の所有数が違います。この点は念頭に入れておいた方がいいでしょう。

今回は家族構成を「大人二人と子供一人」の場合で相場を簡単にご紹介します。

費用相場:約8万円
※上記は繁盛期と通常期の平均で出されており、近場での引越しを想定した場合の相場です。

上記の費用相場から引越し先への移動距離が長いほど料金が上乗せされます。
500キロ以上離れている場合は+15万円以上が上乗せされると見ていた方がいいです。
また、繁忙期はさらに+3万円追加されます。
その為、先に紹介した一人暮らしの引越し費用よりも2倍ほどかかると考えておくといいでしょう。

今回は家族構成の最少での費用相場を紹介しましたが、もし子供が多い場合はトラックが増えたり、サイズが大きくなるとより引越し費用はかさみます。
そのため、引越し先では不要になる家具や家電などは事前に処分しておくことも大事です。できるだけトラック1台で収まるようにするほうが費用は抑えられますので、もし引越し業者が不用品処分や買取に対応しているのなら、積極的に利用することをおすすめします。

引越し業者で安い見積もりを提示する業者は安心か?

結論から言いますと安い見積もりを提示する引越し業者のほとんどは安心です。

利用者としては何かを依頼するときに安いことはとても助かります。
ただ、同時に安すぎると不安になる心理も発生します。

「どうしてこんなに安いのだろう?」
「もしかして、荷物が乱暴に扱われるのでは?」
「養生を適当に行うのでは?」

安さの理由を探したくなるのも分かりますが、引越し業者の多くはコスト削減努力にて安さを実現しております。
ですから、お客様からお預かりするお荷物を適当に扱う事はまずありません。

もし、安さの理由を確認するのなら、見積り書の以下の2か所を確認してみましょう。

1:作業員人数
⇒荷物の運搬を行う作業員には人件費が発生しております。作業する人数が少なければ人件費は安くなりますので、その分を引越し費用のパッケージとしてお安くすることができます。

2:オプション
⇒オプションに別途料金がかかっているかを確認しましょう。
例えばダンボールなどの梱包材が有料なのか、無料なのかも業者によって変わってきます。

この他にも引越し業者ごとにお客様にご迷惑をかけない範囲で、安くするための方法をそれぞれ持っています。
とくに、CMなどの広告費用をあまりかけない業者は、広告費用の浮いた分を引越し料金のパック料金に当てるなどを行っている場合もあります。
あまり有名でない引越し業者が、もしかしたら最高の引越し体験を提供してくれるかもしれません。

引越し業者を比較する上で大事なこと

引越し業者は企業努力により安さを実現しておりますが、ただ安さだけで選んでしまうのはもったいないです。
できれば複数の引越し業者から見積もりを出してもらい、比較をした上で引越し業者を決めた方が納得のいく引越しができます。

そこで、引越し業者を比較する上で大事なポイントをご紹介します。

ポイント1:プランの豊富さ
各引越し業者では引越し料金を分かりやすくするためにプランを設定していることが多いです。
「家族での引越しプラン」「単身の引越しプラン」「シニア層の引越しプラン」などが代表的です。この様なプランが多いほどニーズに合った対応ができることが分かります。
また、料金明細も明確になりますのでお客様としても提示金額に安心できます。

このプランで大事になってくるのが荷造りや荷ほどきをお客様で行うかどうかです。
例えばA社が一番安い見積もりを提示したとしても、そのプランは荷造りや荷ほどきがセットになっていないかもしれません。A社に近い見積もりを提示したB社のプランは荷造りがセットになっているかもしれません。こうやってプランの詳細を見た時に、荷造りをお一人や家族で全て行うのが大変に感じているのなら、断然B社を選んだほうがお得です。
引越し業者の見積もりを比較する上で料金の安さだけではなく、プランの中身も比較した上で決めるのがとても大事です。

ポイント2:オプションの料金発生の有無
引越し業者では付加価値としてオプションを用意しております。業者によって様々で、「引越し先クリーニング」「不用品の買取り」「不用品処分」「荷物の一時預かり」などが上げられます。利用者としては引越しする上での不安点などをこの様なオプションを利用して解決することができるのですが、料金の発生に業者差があります。
とくに分かりやすい例としては梱包材です。
一見梱包材は無料で対応してくれると思いがちですが、これも業者によって対応が違います。
A社:30箱分までは無料(31箱以上は別途料金発生)
B社:荷造りサービスを利用の場合は無料(利用しない場合は一箱○○円)
C社:無料。ただし荷ほどき後に返却必須
このように比べてみると、荷物が少ない一人暮らしならどの業者でも問題ないですが、家族での引越しですと少し悩んでしまいます。
たかがオプションかもしれませんが、引越しを快適にする上で大事な要素です。
一見見積もり料金が安く見えても、梱包材の条件によっては使いづらく感じるかもしれません。できるだけオプション内容も確認し、比較検討した上で引越し業者を決めましょう。

ここまで引越し業者の見積もりで様々な観点からご紹介しましたが、お役に立ちましたでしょうか?
引越しを依頼する上で複数の引越し業者に見積もりを出してもらうのはとても大事です。
是非とも今回紹介したことを確認しつつ、一番お得な引越し業者にご依頼ください。
もちろん、引越しバービィーでも見積もり依頼をお受けしておりますので、まずは下記よりご連絡ください。

新三郷の引越し見積もりは引越しバービィーにご相談ください