クレジット端末比較5選!おすすめのサービスや比較ポイントをご紹介
クレジット端末比較5選!おすすめのサービスや比較ポイントをご紹介
特集記事
2024.10.242024.12.19
クレジット端末は、店舗での支払いをスムーズに行うために欠かせないツールです。多様な端末が登場しており、機能やコストに違いがあります。本記事では、人気のクレジット端末5選を比較し、それぞれの特徴やおすすめポイントを詳しく解説します。
クレジット端末とは?
クレジット端末は、クレジットカード決済を行うための専用端末です。カード情報を読み取り、カード会社のシステムと通信して決済処理を実行します。操作が簡単で、導入コストも比較的安価なため、店舗にとって欠かせないツールの1つといえるでしょう。従来型のレジ一体型端末に加え、近年はスマートフォンやタブレットと連携するモバイル型のクレジット端末も広く普及しています。このため、出先での決済や小規模ビジネスでも手軽にカード決済が導入できるようになり、顧客のニーズに合わせた柔軟な支払い方法を提供することが可能です。
クレジット端末の機能
クレジット端末には、決済処理に必要なさまざまな機能が搭載されています。主な機能は以下の通りです。
カード情報の読み取り
クレジットカードの読み取り機能により、カードを挿入、スワイプ、あるいはNFC(非接触通信)を利用して支払いを受け付けます。また、ICチップや磁気ストライプ、タッチ決済に対応することで、顧客の支払い方法に合わせた柔軟な対応が可能です。
決済処理
カード会社のシステムと連携し、リアルタイムで決済処理を実行します。この処理により、カードの有効性や限度額の確認が迅速に行われ、トランザクションが完了したら即座に売上として登録されます。これにより、業務全体の効率が向上し、顧客の待ち時間を最小限に抑えることができます。
レシート発行
決済完了後、レシートを発行する機能も重要です。レシートは紙媒体での発行が一般的ですが、最近ではメールやSMSを通じて電子レシートを送付できる端末も増えています。電子レシートの送付により、紙の使用量を削減し、環境に配慮したサービスの提供が可能です。また、電子レシートは顧客の紛失リスクを減らすメリットもあります。
暗号化通信
セキュリティ面でも、クレジット端末は非常に高い水準の対策が講じられています。PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)と呼ばれる国際基準に従った暗号化技術が用いられており、顧客のカード情報を安全に取り扱います。また、2要素認証や暗号化されたトランザクションなどを通じて、不正利用や情報漏洩を防ぐ仕組みが強化されています。
売上管理
売上管理やレポート機能が備わっている点も重要です。多くのクレジット端末には、日々の売上を自動的に集計し、後から確認できるレポート機能があります。これにより、経営者は売上状況を簡単に把握し、営業戦略の計画に役立てることができます。
ソフトウェアアップデートと新機能追加
オンラインでのソフトウェアアップデートによる新機能の追加が可能な端末も増えています。この機能により、端末の寿命が延び、セキュリティの向上も図られます。また、最近ではポイントシステムやQRコード決済にも対応するクレジット端末も多く、顧客にさらなる利便性を提供できるでしょう。
クレジット端末の種類
クレジット端末には、いくつかの異なる種類があります。ここでは主に「据え置き型端末」「モバイル型端末」「スマートフォン連携型」「オールインワン端末」「オンライン型端末」の5つに分けて解説します。
1.据え置き型端末
据え置き型端末は、カウンターなどに固定して使用する従来のタイプの端末です。主に中〜大規模な店舗で利用されており、信頼性が高く、安定した通信が特徴です。この端末は、多くの場合レジシステムと連動しており、精算の効率化や操作の簡便さが利点です。
2.モバイル型端末
モバイル型端末は、小型で持ち運びが可能なクレジット端末です。飲食店のテーブルサービスや出張販売、イベントなどで活躍します。Wi-Fiやモバイル通信を利用して決済が行えるため、どこでもスムーズに取引が可能です。バッテリーの持続時間も長く、移動の多いビジネスに最適です。
3.スマートフォン連携型
このタイプは、専用のカードリーダーをスマートフォンやタブレットに接続して利用するものです。アプリを通じてカード決済が可能であり、初期コストが低く抑えられるため、小規模事業者や個人事業主に人気があります。また、インターネットを利用した売上管理が可能で、ビジネスをデジタルに効率化します。
4.オールインワン端末
オールインワン型のクレジット端末は、レジ機能とクレジット決済機能を一体化したものです。この結果、レジ打ちと決済が一つの操作で完結し、業務効率が向上します。また、複数の支払い方法(カード、QRコード、電子マネー)に対応しており、幅広いニーズに応えられます。
5.オンライン型端末
オンライン型端末は、ネット上で決済を行う際に利用する端末です。ECサイトやウェブショップ向けであり、クレジットカード情報を安全に入力・処理する機能を持っています。SSL暗号化などのセキュリティ対策が施されており、顧客のカード情報を安全に取り扱うことができます。
クレジット端末のおすすめサービス
クレジット端末のおすすめサービスを5種類紹介します。
EPARKペイメント
出典:EPARKペイメント公式WEBサイト
EPARKペイメントは、幅広い業種に対応したクレジットカード決済サービスであり、特に予約・顧客管理システムとの連携が強みです。このサービスは、EPARKグループの予約システムとシームレスに統合されているため、事前予約から決済までをスムーズに行うことができます。特に飲食店、美容サロン、クリニックなど、顧客との予約管理が重要な業種にとっては非常に便利です。初期費用が無料で、端末の設置も簡単であるため、小規模事業者でも気軽に導入できます。また、サポート体制も充実しており、導入後の不安を軽減してくれます。決済システムと予約機能の統合により、店舗運営が効率化され、顧客サービスの向上にも寄与します。
スクエアターミナル
出典:スクエアターミナル公式WEBサイト
スクエアターミナルは、シンプルでスタイリッシュなデザインの端末であり、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応しています。スクエアターミナルの最大の特長は、その使いやすさと多様な支払いオプションの提供にあります。中小企業にとって、初期費用が抑えられ、手数料体系も明確であるため、経費管理がしやすくなっています。
さらに、POSシステムとしても利用できるため、売上や在庫の管理が一元化される点が非常に便利です。スマートフォンやタブレットとの連携も可能で、オフライン環境でも利用可能なため、屋外イベントや移動販売などでも活躍します。
STORES決済
出典:STORES決済公式WEBサイト
STORES決済は、ECサイト向けの決済サービスで知られるSTORESが提供するクレジットカード決済システムです。POSシステムと連携することで、オンラインおよびオフラインでのシームレスな決済体験を提供します。クレジットカード決済はもちろん、QRコードや電子マネーにも対応しており、顧客の多様なニーズに応えることができます。
STORES決済の利点は、そのシンプルな料金体系と簡単な導入プロセスです。特に、小規模な小売店や飲食店にとって、POSシステムを一体化させた決済方法は、運営の効率化を図るうえで大きな利点となります。また、STORESのECサイト機能と連携することで、ネットショップと実店舗の運営を統合的に管理できるのも大きな強みです。
スマレジ・PAYGATE(ペイゲート)
出典:スマレジ・PAYGATE(ペイゲート)公式WEBサイト
スマレジ・PAYGATEは、POSシステム「スマレジ」と連携可能なクレジットカード決済サービスです。このサービスは、スマレジのPOSシステムと統合されているため、売上管理や在庫管理を一元化することが可能で、業務効率の向上が期待できます。特に飲食店や小売店においては、オーダーと決済が連動することで、顧客の待ち時間が短縮されるなど、顧客満足度の向上にもつながります。
スマレジ・PAYGATEの魅力は、その柔軟な料金プランにあります。初期費用や月額費用が抑えられているため、導入コストを気にする中小企業にとって導入しやすい選択肢となっています。さらに、クラウドを活用したデータ管理により、店舗のパフォーマンスをリアルタイムで把握することができる点も大きな利点です。
USEN PAY(ユーセン・ペイ)
出典:USEN PAY(ユーセン・ペイ)公式WEBサイト
USEN PAYは、複数の決済手段を一つの端末で受け付けられる総合的な決済サービスです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、多彩な支払いオプションをサポートしており、顧客のニーズに応える柔軟性が魅力です。USENは、音楽配信や店舗向けサービスでの経験が豊富であり、そのノウハウを活かして小売店や飲食店に最適な決済ソリューションを提供しています。
USEN PAYの特徴は、導入の手軽さと充実したサポート体制です。決済端末のレンタルや導入サポートが提供されているため、初めて決済端末を導入する事業者でも安心して利用できます。また、オールインワンの決済端末であるため、複数の端末を用意する必要がなく、カウンター周りがスッキリするのも嬉しいポイントです。
以上、5種類のクレジット端末のおすすめサービスを紹介しました。各サービスはそれぞれ異なる特長を持っており、店舗の規模や業種、導入目的によって最適なものを選ぶことが重要です。顧客にとって快適な決済体験を提供するために、自店舗に合ったサービスを見つけ、効率的な運営を目指しましょう。
クレジット端末の比較ポイント
クレジット端末サービスを比較する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
手数料
決済金額に対する手数料の割合を確認しましょう。クレジットカード決済における手数料は、端末によって異なるため、全体のコストに大きく影響を与えます。一般的には、手数料は2〜4%の範囲で設定されており、特に売上の規模が大きい店舗ではわずかな手数料の違いでも大きな差になります。また、一部の端末サービスでは、業種に応じた手数料の優遇やプロモーション割引が提供されることがあるため、そのような特典も検討材料に含めると良いでしょう。
端末のコスト
端末のレンタル料や購入価格を比較することは、初期投資の額に大きく関わります。例えば、端末の購入費用がかかる場合、初期コストが一時的に高額になりますが、長期的なレンタルコストと比較すると経済的なメリットがあるかもしれません。また、月額費用やメンテナンス費用の有無についても事前に確認することが重要です。特に、コストを抑えたい場合、初期費用無料で利用可能な端末も選択肢として考慮しましょう。
機能や使いやすさ
店舗に必要な機能が搭載されているかどうかも重要です。例えば、QRコード決済や複数のクレジットカード会社に対応しているかなど、顧客のニーズに応じた支払い方法が提供可能かを確認しましょう。加えて、アプリの操作性や設定の柔軟性も重要なポイントです。直感的に操作できるインターフェースや、売上データを簡単に確認できるダッシュボードが備わっているかどうかは、日々の業務効率に大きく影響を与えます。また、モバイル端末との連携や、カスタマイズ可能なオプションがある場合、ビジネスの成長に応じて柔軟に機能を拡張できるため非常に便利です。
付帯サービス
売上管理ツールや会計ソフトとの連携など、付帯サービスの充実度もチェックしましょう。例えば、クレジット端末から自動的に売上データを会計ソフトに送信する機能があれば、会計処理の手間が大幅に削減されます。また、売上レポートのカスタマイズ機能や、POSシステムとの統合が可能かどうかも確認しましょう。これらの付帯サービスが充実している端末は、業務の効率化に寄与し、管理にかかるコストや時間を削減します。さらに、CRM(顧客管理システム)との連携が可能な場合、顧客の購入履歴や利用状況を把握することで、リピーター獲得に向けた施策も立てやすくなります。
アフターサポート
トラブル発生時の対応力を確認することも忘れてはなりません。クレジット端末の不具合や通信エラーが発生した場合、迅速にサポートが受けられるかどうかが店舗の運営に直結します。24時間対応のサポート体制が整っているサービスや、迅速な交換対応が可能なサービスを選ぶことで、トラブルによる売上機会の損失を防ぐことができます。また、FAQやチュートリアル動画など、セルフヘルプのリソースが提供されているかも確認すると良いでしょう。特に営業時間中のトラブルに備えて、電話やチャットで即座にサポートが受けられる体制があるかが重要です。
契約の縛り
最低利用期間や解約時の違約金の有無を確認することは、将来的なビジネスの柔軟性を保つために重要です。例えば、ビジネスの規模が急激に拡大した場合や、店舗の移転などが生じた場合、より高度な機能が必要になることもあります。契約の縛りが厳しいと、必要に応じた柔軟な変更が難しくなるため、短期契約や違約金なしでの解約が可能なプランを選ぶことが理想的です。さらに、契約更新のタイミングや条件についても事前に確認しておくと、長期的なコスト管理がしやすくなります。
このようなポイントを総合的に判断し、最適な端末サービスを選びましょう。適切な選択が、業務効率と顧客満足度の向上につながります。
まとめ
クレジット端末は、キャッシュレス決済の普及に欠かせない重要なツールです。手数料や端末コスト、機能性、付帯サービスなどを総合的に比較し、自店に最適なサービスを選ぶことが成功の鍵となります。クレジット端末をうまく活用すれば、会計業務の効率化によりスタッフの負担を軽減できるほか、売上アップや顧客満足度の向上にもつなげることが可能です。
また、複数の決済手段に対応することで、顧客にとって便利で安心な支払い環境を提供できます。さらに、現金管理にかかる手間やコストの削減にも寄与し、店舗運営全体の効率が向上します。このようなメリットを活かし、ぜひクレジット端末の導入を検討し、店舗のキャッシュレス化を推進していきましょう。