飲食店向けクレジット端末のおすすめ5選!導入メリットや比較ポイントも徹底解説
飲食店向けクレジット端末のおすすめ5選!導入メリットや比較ポイントも徹底解説
2024.12.12
キャッシュレス化が進む中、飲食店の支払いも現金ではなくクレジットカードを使うという方も増えています。現金を持たなくても、今持ち合わせがなくても支払いができるので、飲食店も利用しやすくなるでしょう。そこで、クレジット端末を導入したいという飲食店の方向けに、クレジットカード端末の種類や導入のメリット、選ぶポイントなどを解説します。また、5つのおすすめ端末も紹介するので、選ぶ際に参考にしてみてください。
クレジット端末とは
クレジット端末とは、クレジットカード内部に登録された情報を読み取り、支払い処理を行う電子端末機のことです。端末機で読み取ったカード情報は、リアルタイムでカード会社に送信されます。そして、利用限度額やカードの有効期限、信用情報などを審査し、有効なカード利用か否かを調査します。
この審査をクリアすると、決済処理が行われますが、もしカード情報に不備があれば決済拒否となるでしょう。またカード情報の読み取りには、主に3つの方法があります。カードを端末機に差し込んで、内蔵されたICチップを読み取るのがICカードです。
更に、端末機にカードをスワイプする磁気ストラップカード、端末機にカードをかざして読み取るのがタッチ決済です。国内ではよりセキュリティーの高い、ICカードが主流となっています。このクレジット端末は、病院や飲食店、タクシーなどあらゆる店舗や施設で代金の支払いに導入されています。
クレジット端末の種類について
クレジットカード端末は主に2つの種類に分けられます。それぞれ、特徴を知っておきましょう。
モバイルタイプ
モバイルタイプは、コードレス仕様で持ち運びができる端末機で、ポータブルタイプとも呼ばれています。スマホやタブレットを店側が準備し、専用アプリをインストールして連携させて使うタイプや、個別のデバイスを準備しなくても使えるマルチ決済端末などがあります。
コンパクトサイズで場所をとらず、レジ周りにスペースがないお店でも導入しやすいでしょう。更に、持ち運び可能なため、お店のレジから離れた場所でも決済ができるので、利便性が高いと言えます。例えば飲食店のテーブル席はもちろん、キッチンカーやイベント会場などでも使えます。
また、Wi-Fiや4G回線などの無線を用いて、決算処理を行います。回線の設定を行うだけで使用でき、とても効率的です。有線接続ではないためバッテリーが内蔵されており、充電することで繰り返しまたは長時間使用も可能です。ただし、ネット接続が不安定な場所では、回線がなかなかつながらないと、決済に時間を要する可能性もあるでしょう。
一方で、SIM内蔵タイプの場合、ネット回線なしでも利用ができて更に便利です。他にも、プリンターを搭載した端末であれば、別途プリンターを接続する必要もなく、その場でレシートの発行もできます。
据え置きタイプ
据え置きタイプは、レジカウンターの横に配置され、有線LANケーブルやWi-Fiで接続して使用するタイプの端末機です。有線であれば、一般的に通信が安定しており、会計業務もスムーズに行えます。更に、電話回線やLAN回線でカード情報を送るため、セキュリティー性も高く安心できるでしょう。
持ち運びはできませんが、コンパクトサイズなのでさほど場所はとらず、必要であればレジとの連動もできます。また、レジ連動していれば、操作も簡単なので店側も管理しやすいと言えるでしょう。
他にも、レシートのプリンターはレジに内蔵されているので、別途機器を接続する必要もありません。また、拡張性が高いので、必要があればクレジット端末機に、電子マネー読み取り機器を後から付けてマルチ決済をも可能にします。
飲食店にクレジット端末を導入するメリット
飲食店にクレジット端末を導入すると、多くのメリットがあります。どのようなメリットがあるか、知っておきましょう。
現金がないお客さんも利用してもらえる |
クレジットカード端末を導入すると、現金を持ち歩かないお客さんも取り込むことが可能です。現金の持ち合わせがなくても支払いができるので、お客さんがお店を利用しやすくなります。その結果、今以上にお客さんが増えることが予想されるので、利益率アップが期待できるでしょう。 |
会計にかかる時間を短縮できる |
現金払いだと、会計時にお客さんと現金のやり取りがある分時間がかかります。特に、顧客の回転率が高いお店ではレジに列ができる場合もあるでしょう。しかし、クレジットカード端末ならカードを読み取るだけで支払いが終わります。結果、現金払いよりも会計時に要する時間が短縮できるでしょう。モバイルタイプなら、レジから離れた場所でも決済ができます。お客さんの会計待ち時間も、大幅に短縮されるので効率的です。 |
外国人客が増える |
地域によっては、外国人観光客の来店が期待できるお店も多いでしょう。外国では、現金よりもクレジットカード決済がメジャーとなっている傾向にあります。カード決済なら、多額に現金を持ち歩く必要もないので、盗難の心配もないでしょう。また、カード利用に関しても、万一の際に備えて保険が付帯している場合が多いため、旅行先では使いやすいはずです。現金を持ち歩かない外国人にとって、同じタイプの飲食店があれば、カード決済店を選ぶ可能性が高いため、集客につながるでしょう。 |
現金管理の負担が減る |
現金払いだと、釣銭を準備したり売上金を計算したりと現金を管理しなければなりません。その結果、現金管理に時間や労力を要するので負担がかかります。お店で現金を扱うことで、窃盗や強盗などの犯罪に巻き込まれるリスクも高まるでしょう。しかし、クレジットカード端末を導入すれば現金を管理する必要がなくなり、業務の負担が軽減されます。現金をお店に置かないので犯罪に巻き込まれにくいなど、安全面での不安もなくなると言えます。 |
顧客データから、マーケティングが可能 |
カード決済のお客さんが増えると、その分顧客データが収集できます。具体的には利用時間帯や、客単価、店別の売上状況などがわかります。この蓄積したデータを分析することで、新規顧客やリピーターの獲得や多店舗展開などのマーケティングに役立てることが可能となるでしょう。 |
飲食店におすすめのクレジット端末5選
飲食店に導入するのに適した、おすすめのクレジット端末を5つ紹介するので、選ぶ際の参考にしてみましょう。
EPARKペイメントサービス
出典:EPARKペイメント公式WEBサイト
カード決済手数料が2%台からと、業界最安値水準を誇ります。しかも、クレジット端末導入の初期費用や端末代金、月額費用もすべて0円です。
クレジットカードやデビットカードなどのカード決済の他にも、電子マネーやQR決済など多様な決済方法に対応しています。契約期間の縛りもなく、Webで利用明細を確認することも可能です。
決済端末の種類も、据え置きタイプとモバイルタイプ、更にタッチ決済が可能な非接触タイプの3種類のラインナップから選べます。端末選びから手数料の見積もりの提案、年中無休の問い合わせ窓口を開設などサポート体制も充実しているので、安心です。
Square決済
出典:Square決済公式WEBサイト
Square決済は、クレジットカードの決済手数料が、新規に限り2.5%台とかなりリーズナブルなのが魅力です。Visa、Mastercardなどの主要6ブランドのカード決済に対応しており、月額固定費用は無料です。
申し込みはオンラインででき、数分で手続きが完了し、審査に通れば最短で即日導入もできます。しかも、決済日の翌営業日には入金され、振込手数料もかからないのでかなりお得だと言えるでしょう。現金やギフトカードなどほかの支払い方法も管理できるPOS機能や、従業員の勤怠管理機能、リアルタイムの在庫を把握できる機能など無料で使える機能が豊富についているのも魅力です。
stera pack
出典:stera pack決済公式WEBサイト
stera packは、端末操作が簡単でお客さんも店側もスムーズに会計処理ができると人気のオールインワン端末です。端末には自動音声機能や電子サイン対応、暗証番号のぞき見防止機能、レシート内蔵機能など多彩な便利機能が備わっています。
更に、クレジットカード決済以外にも、電子マネーなど30種以上ものキャッシュレス決済に対応しています。
また、3つのコストプランが準備されています。サービス利用料が無料で決済手数料率3%台のお試しプラン、一部決済手数料率1%のスモールビジネスプラン、一部決済手数料率2%台のスタンダードプランから選べます。入金サイクルは最短で5日に1回、三井住友銀行なら振込手数料は0円とお得です。
CASHIER
出典:CASHIER公式WEBサイト
CASHIERでは、3つのタイプのクレジットカード端末のラインナップがあります。決済手数料はいずれも3%台となっています。
1つは、端末のみでもPOSレジ連携でも対応できるマルチ決済端末です。初期費用や端末代金、月額使用料も0円です。更に、POSレジ連動以外はレシートのロール紙も無料になります。据え置きタイプと、持ち運びできるモバイルタイプから選べます。
2つ目は、モバイル型マルチ決済端末です。クレジットカード以外のあらゆる決済も端末1台でできる優れものです。初期費用や端末代金も無料となっています。
3つ目はシンプルなカード型決済端末です。タブレットPOSレジとの連動タイプで、初期費用と端末代金、月額費用が無料です。
クレジットカード決済以外にも、電子マネー決済などにも対応しています。コードレスなのでレジから離れた場所でも使用可能です。
楽天ペイターミナル
出典:楽天ペイターミナル公式WEBサイト
楽天ペイターミナルは、クレジットカード決済や電子マネー決済など様々な決済に対応した、マルチな決済端末です。決済手数料率は2%台とリーズナブルで、プリンター機能も内蔵されています。
モバイルとWi-Fi機能の2つの通信機能が利用可能で、レジから離れた場所でも使えます。シンプルでモダンなデザインの端末は、赤と黒、白の3色からカラーが選択可能です。また、楽天ポイントや領収書アプリなどを提供するアプリセンターとも連携しているので、実店舗運営にも役立つのでとても便利です。
クレジット端末を比較するときのポイント
クレジットカード端末の導入を検討する際に役立つ、端末比較のポイントを紹介します。
導入コスト |
クレジットカード端末を導入する際は、端末本体の代金が必要です。端末の種類や機能によって費用は異なりますが、約10,000円~50,000円位かかります。一般的に店側がスマホやタブレットを準備し、専用アプリを入れて使用するタイプはリーズナブルです。更に、モバイルタイプは据え置きタイプに比べると、コストを抑えることができます。 |
手数料 |
クレジットカードで決済を行うと、クレジットカード会社に支払う決済手数料が発生します。クレジットカードの売上の数%かかるのが一般的ですが、手数料率は業種や決済代行会社によって異なります。注意点として、決済手数料はクレジットカード加盟店規約によって、店舗が負担するものと定められているため、商品価格に転嫁することはできません。導入してから継続的に支払わなければならない料金なので、売上と利益を比較し、導入しても利益が確保できるかどうか確認しておきましょう。また、売上が銀行口座に振り込まれる際の入金手数料も存在します。指定の銀行口座であれば手数料が無料になるなどのサービスも決済代行会社によって様々あるので、比較するときのポイントとして覚えておきましょう。 |
入金サイクル |
クレジットカード払いの場合、その場ですぐに現金が店側に入るわけではありません。売上が入金されるまでに期間が長いと、店の資金運用にも影響が出てきます。入金サイクルはできる限り短い方が、予算も組みやすく経営が安定しやすいのでおすすめです。 |
操作性 |
クレジットカード端末は、店の会計業務の効率化も目的となるため、端末の使いやすさも重要なポイントとなります。操作が複雑で使いにくい、新人には覚えられない、ミスが増えるといった端末では逆に業務効率が下がってしまうでしょう。誰でも覚えやすい簡単な操作方法の端末であるかどうかも確認しておきましょう。 |
サポート体制 |
端末導入の際にうまく初期設定ができない、決済ができないといったトラブルが起こることもあるでしょう。トラブル発生時にすぐに対応してもらえるか、サポート体制についても確認しておきましょう。すぐに対応できないと、お客さんを待たせて迷惑がかかったり、店の業務に支障が出てしまったりしかねません。365日、24時間体制でサポートしてもらえるような端末提供会社だと安心です。 |
導入スピード |
クレジットカード端末を導入するには、加盟店の審査をパスしなければなりません。店の信用性や安全性などの審査基準をすべてクリアすることが必要です。審査は、端末を提供する決済代行会社と、クレジットカード会社の両方で行います。すべてのクレジットカード会社の審査が完了してから端末を導入する場合があります。一方で、審査が早い2、3のクレジットカード会社の審査をパスすれば端末が導入できる場合もあるのです。すぐに端末を使用したいのなら、導入までの期間が短い端末提供会社を選ぶのが賢明です。 |
POSレジとの連動 |
クレジットカード端末とお店のPOSレジが連動するタイプなら、会計業務の負担が軽減されます。レジが連動すれば、端末で金額を入力しなくてもよいので、入力ミスもなくなり業務がスムーズに行えるでしょう。特に複数のスタッフが会計業務を行う、会計に関する業務量が多い小売店などでは、レジとの連動が必要不可欠となります。また、連動エラーが起こらないように通信が安定しやすい端末を選ぶことをおすすめします。 |
まとめ
クレジットカード端末には、持ち運びできるモバイルタイプや、レジ横に置いたままの据え置きタイプなどの種類があります。それぞれの特徴を把握し、どちらが自店にとって運用しやすかを検討してみましょう。
更に、クレジットカード端末の導入は、現金を持たない客層を取り込める、会計業務を効率化できる、インバウンドに対応しやすいなどメリットがたくさんあります。クレジットカード端末は複数ありますが、それぞれ機能やコスト、利便性などが異なります。
まずはおすすめの5選を参考に、導入コストや決済手数料、入金サイクルやサポート体制などのポイントを押さえながら、特徴を比較してみましょう。