飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末比較5選!種類や選び方を解説
飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末比較5選!種類や選び方を解説
クレジットカードや電子マネーの普及に伴い、飲食店でもキャッシュレス決済をするお客様も増えています。そのため、お客様が会計しやすいよう、自店でもキャッシュレス決済端末の導入を検討しているお店もあるでしょう。しかし、キャッシュレス決済端末には種類があり、どれを選べばよいか迷うものです。そこで、キャッシュ決済端末の種類や、おすすめの決済端末5選とその比較ポイントを紹介していきます。選ぶ際の参考にしてみましょう。
キャッシュレス決済端末とは?
キャッシュレス決済端末とは、現金以外の方法で支払いができる端末のことです。現金を使わない決済というのは具体的には、クレジットカードや電子マネーなどによる決済のことです。キャッシュレス決済端末を導入すると、現金でのやり取りがなくなるので会計がスピーディーになります。更に、お金の受け渡しがない非接触型会計なので、新型コロナなどの感染の心配もありません。また現金を持ち歩かない人は、キャッシュレス決済に対応しているか否かで飲食店を選ぶ場合が多いです。そのため、キャッシュレス決済端末を導入することで、集客効果が期待できるでしょう。他にも、外国人はキャッシュレス決済を好む傾向にあり、インバウンド需要の高まりにより増加した外国人観光客を取り込みやすいと言えます。また、POSレジと連携させることで、決済と同時に顧客情報を収集、蓄積できます。マーケティング施策や店舗運営に役立てることも可能です。このように、キャッシュレス決済端末の導入には多くのメリットがあります。
コストはかかりますが、導入する価値は十分にあると言えるでしょう。
飲食店向けキャッシュレス決済端末でできる決済の種類
キャッシュレス決済には、色々な方法があります。決済端末はどのような決済に対応しているか、決済の種類を紹介していきます。
クレジットカード決済 |
・クレジットカードを端末機に差し込んで、支払いを行う決済方法です。
・クレジットカードには、ICチップと磁気ストライプ、タッチ決済の3タイプがあります。
・クレジットカード決済は後払いシステムになっています。
・お客様がカードで決済すると、カード会社が飲食店に代金を払い、後日カード会社からお客様に代金を請求する流れです。
・クレジットカード会社と直接契約する方法と、決済代行会社に仲介してもらう方法があります。
・導入には端末費用や設定費用などの初期費用の他にも、システム利用料や管理費などの月額費用、決済時の手数料などのコストがかかります。
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デビットカード決済 |
・デビットカードは、銀行の預金残高の範囲内でお金が使える決済です。
・利用する銀行とデビットカードを紐づけすることで、代金が銀行口座から引き落とされるシステムになっています。
・デビットカードには、銀行のキャッシュカードを利用したJ-Debitと、JCBなどの国際ブランドを利用した決済サービスの2タイプがあります。
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電子マネー決済 |
・電子マネーは、デジタル化されたお金で決済する方法です。
・基本的にはあらかじめお金をスマホやICカードにチャージし、決済に使う前払い制となっています。
・電子マネーには交通系や流通系などがありますが、クレジットカード経由で引き落としになる電子マネーは、チャージが不要です。
・キャッシュレス決済端末にスマホやICカードをかざすと、電子音が鳴り、支払いが完了します。
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QRコード・バーコード決済 |
・スマホの専用アプリに表示されたQRコードやバーコードを使用した決済方法です。
・キャッシュレス決済端末に、アプリのQRコードやバーコードをかざすだけで支払いができます。
・代金は前払い、後払い、その場で支払う都度払いから選ぶことが可能です。
・クレジットカードのようなカードを使わず、スマホ内にアプリをダウンロードし、お金をチャージして使用します。
・各社から様々なタイプのQRコード、バーコード決済サービスが提供されており、いくつもの種類を使い分ける方もいます。
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飲食店向けキャッシュレス決済端末のタイプ
キャッシュレス決済端末はいくつかの種類に分けられます。それぞれの機能や、特徴を詳しく解説していきます。
据え置き型CAT決済端末 |
・飲食店のPOSレジと連動しており、レジ付近に設置されている決済端末です。
・電話回線に接続するため、信用情報照会が行われた後に決済が完了します。
・ネットよりはセキュリティーが高く、個人情報保護の観点からは安心です。
・決済情報を読み取るカードリーダー機能と、レシートプリンタが一体化しているので、周辺機器を準備する必要はありません。
・ただし、電話回線を使う場合は別途工事が必要となることもあります。
・工事費や端末が高額な場合も多く、決済手数料も高いのでコストがややかかります。
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一体型(オールインワン型)ポータブル決済端末 |
・カードリーダーとプリンタ、ネット回線が一体化した決済端末です。
・無線LANで接続するので、コードレスなため持ち運んで使うことが可能です。
・キッチンカーやテラス席などの屋外でも使用可能であり、使用場所を選ばないため利便性が高いと言えます。
・電話回線のように工事が不要なので、導入費用が抑えられます。
・androidを搭載していれば、顧客管理ツールを搭載できるなどカスタマイズも可能です。
・端末本体費用は無料で月額使用料を請求する企業もあれば、機能性に富んでいる、端末本体の費用を高く設定しているところもあります。
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モバイル決済端末 |
・カードリーダーをスマホやタブレットと、携帯会社が提供するBluetoothで接続し、決済を行う端末です。
・導入はカードリーダーと手持ちのスマホだけなので、導入コストが抑えられます。
・決済手数料は、他の端末より比較的安いのが特徴です。
・対応可能な決済方法が多いので、お客様も利用しやすいと言えるでしょう。
・審査や導入がスピーディーであり、できる限り早く決済端末の使用を始めたいというお店にもおすすめです。
・キャリア通信がついたモバイル端末を導入すれば、屋外でも使用できます。
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飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末5選
数ある飲食店向けのキャッシュレス決済端末から、おすすめの5つの端末を紹介します。搭載されている機能やコストなどに注目しながら見ていきましょう。
EPARKペイメントサービス
出典:EPARKペイメントサービス公式WEBサイト
EPARKペイメントサービスは、端末費用は0円導入費用、月額費用が無料となっているのが最大の魅力です。しかも、決済手数料は業界最安値水準を誇るので、コストを最大限に抑えたいという飲食店におすすめです。更に、クレジットカードにデビットカード、各種電子マネーやQRコードと決済方法が多彩なので、幅広いお客様のニーズに応えることができると言えます。端末の種類も、据え置き型や非接触型、モバイル型の3種類からお店にマッチした端末が選べます。
STORES決済
出典:STORES決済公式WEBサイト
STORES決済は、ECサイト向けの決済サービスで知られるSTORESが提供するクレジットカード決済システムです。POSシステムと連携することで、オンラインおよびオフラインでのシームレスな決済体験を提供します。クレジットカード決済はもちろん、QRコードや電子マネーにも対応しており、顧客の多様なニーズに応えることができます。
STORES決済の利点は、そのシンプルな料金体系と簡単な導入プロセスです。特に、小規模な小売店や飲食店にとって、POSシステムを一体化させた決済方法は、運営の効率化を図るうえで大きな利点となります。また、STORESのECサイト機能と連携することで、ネットショップと実店舗の運営を統合的に管理できるのも大きな強みです。
スマレジ・PAYGATE
出典:スマレジ・PAYGATE公式WEBサイト
Androidが搭載された持ち運び可能な、オールインワン決済端末を提供しています。コンパクトサイズなので扱いやすく、安定の4G回線なので場所を選ばず、屋外でも会計ができて便利です。更に、POSレジと連携しているので、スピーディーな会計が可能です。
更にプリンタが内蔵されており、周辺機器も必用がありません。クレジットや電子マネー、QRコードなど複数のキャッシュレス決済に対応しています。端末代を含む初期費用は数量限定無料、決済手数料は業界最低基準の2.9%からと低コストでの導入、運用ができるのも魅力の一つです。また、スマレジ・ウェイターというオーダーエントリーシステム搭載のアプリも提供されています。このアプリを入れると、スマホやタブレットでメニュー管理や注文入力、テーブル管理などの注文業務もできるのでおすすめです。
CASHIER(キャッシャー)
出典:CASHIER(キャッシャー)公式WEBサイト
POPレジとキャッシュレス決済が一本化された、最新型の決済端末を提供しています。スマホやタブレット、プリンタも不要なので周辺機器を準備しなくても済みます。バーコードスキャナーや専用クレードルなどの決済端末と組み合わせることは可能で、より使いやすく業務の効率化が図れます。端末一つで、クレジットカード決済も電子マネー決済、QRコード決済も全て対応可能です。
画面もすっきりと整理されていて見やすく、操作の仕方もシンプルなので新人の従業員でも高齢の方でも、わかりやすく使いやすい設計になっています。モバイルタイプなので、持ち運びできてキッチンカーや屋外イベント、テラス席でも使用可能です。気になるコスト面に関しては、初期端末費用は無料で、更に月額使用料もリーズナブルなので導入しやすいでしょう。また、オーダーシステムと併用すればよりお店の業務のスリム化につながります。
Squareターミナル
出典:Squareターミナル公式WEBサイト
クレジットや電子マネー、スマホコード決済などに対応したオールインワンタイプの決済端末を提供しています。更に、コンパクト設計で設置場所を選びません。また、全ての情報は暗号化され、セキュリティー対策の万全なので個人情報流出の心配もないでと言えるでしょう。アカウント登録は数分で完了し、その後数日で決済機能が利用可能です。導入までの期間が短く、すぐに始めたいという飲食店にぴったりです。カラータッチパネルで見やすく、操作も簡単なので誰でも抵抗なく使えます。強力なバッテリーを使用しており、閉店時間までコードレスで持ち運びにも便利です。売上データがリアルタイムで把握できるデータ分析ツールアナリティクスを使えば、会計管理業務もスムーズに行えます。
飲食店向けキャッシュレス決済端末の比較ポイント
キャッシュレス決済端末を選ぶ際は、特徴や機能性などを比較することが大事です。以下、比較ポイントを紹介するので押さえておきましょう。
自店の営業形態に合ったキャッシュレス決済端末のタイプ
キャッシュレス決済端末は、いくつかの種類があり、それぞれに特徴も違います。設置する場所や、よく使用される決済方法に合わせて適切なものを選ぶことが大事です。例えばクレジット払いが主流であり、安価でコンパクトな端末がよければカードリーダータイプが適しています。移動の必要がなければ据え置きタイプ、キッチンカーや屋外での営業であればポータブルタイプがよいでしょう。決済端末と自店の立地や、営業スタイルに合う決済端末か比べてみましょう。
設置場所の広さや環境条件
キャッシュレス決済端末を導入するのに、自店における設置環境もチェックしておく必要があります。有線、無線どちらにも対応できるか、通信環境が安定しない場所でも設置できるかなどが、比較ポイントになります。更に、機種によってデザインやサイズなども様々です。特に据え置きタイプの場合、レジ周りに設置することを考えて、コンパクトで周りの雰囲気になじみやすいデザインの端末を選ぶようにしましょう。
対応している決済方法が多い
お店の立地条件によっては、客層も変わってきます。例えば地方か都市部か、常連客は若者か高齢者かなどです。都市部では主にキャッシュレス決済が当たり前になってきており、複数のキャッシュレス決済方法を使い分ける方もいます。地域によっては、自治体がおすすめする決済方法もあります。また若い人はキャッシュレス決済に慣れていますが、高齢の方だとキャッシュレス決済を好まない傾向にあるでしょう。自店の立地と常連客の客層を見極めながら、より多くのお客様に利用してもらえよう、対応決済方法が多いところを選ぶとよいでしょう。
オプション機能の充実度
キャッシュレス決済端末に付帯する、あると便利なオプション機能の充実度にも注目しましょう。まず、POS機能が搭載されたレジがあると、会計作業と在庫管理が同時に行えるので便利です。また、金額を二度打ちしなくてもよいので、会計業務の効率化、金額入力ミスの回避も可能です。更に、キャッシュレス決済端末のアカウントで、飲食店の予約受付、管理のシステムが構築できるサービスもあります。
初期費用や固定費用などのコスト
キャッシュレス決済端末を比較する上で、かかるコストは重要な要素の一つです。かかる費用は、いくつかに分けられます。初期費用は、端末本体の費用や、システムの設置などにかかる費用です。決済のサービスやシステム利用料は月額料金に含まれます。更に、決済利用時の取引額に基づきかかる決済手数料、決済データの処理で発生するトランザクション費用などです。キャッシュレス決済端末を継続して使用する上で、かかるコストをいかに抑えられるかもポイントとなります。
決済手数料
決済をする場合、利用額に応じてお店側は手数料を支払う必要があります。決済手数料の相場は、クレジットカード決済は購入代金の3~5%程度、電子マネー決済は購入代金の3~5%程度、QRコードは0~3%程度となっています。各社の手数料を比べながら、より安くてお得な端末を選べるようにしましょう。
まとめ
現金を持たずに、スマホやカードで手軽に代金が支払えるキャッシュレス決済を生活に取り入れる方は、今後もどんどん増えると予想されます。キャッシュレス決済端末の有無で、お店を選ぶというケースもあるくらいです。そうなると、お客様を逃さないためにも、飲食店においてキャッシュレス決済端末は、必要不可欠となってくるでしょう。また、キャッシュレス決済は、会計処理や管理がスムーズに行えるので、お店側にとってもメリットは大きいです。キャッシュレス決済端末を提供する企業は多く、端末のタイプも様々です。今回紹介したそれぞれの特徴やかかるコストなどを比較しながら、自店の営業形態にマッチした決済端末を選ぶようにしましょう。