埼玉県の葬儀場をお探しならやさしいお葬式

75歳（一定の障害があると認定された方は65歳）以上の方は、独立した医療保険制度である「後期高齢者医療制度」で医療を受けることになっています。そして、その被保険者が亡くなられた場合、葬祭を行った方に対して、葬祭費が支給される制度があります。具体的にさいたま市ですと5万円の補助金が出ますが、それぞれの市町村によって金額が多少変わるようです。また、経費をあまりかけないで心のこもった葬儀を行うことができるように、市が葬儀の仕様を定め、葬儀費用の一部について市が直接葬儀社に支払う、というような形で負担をする市町村もあるようです。各地で似たような制度がありますので、もしもの時はお住いの市町村にご確認ください。埼玉県では、葬儀の前に火葬を行う「前火葬」の地域と、葬儀の後に火葬を行う「後火葬」の地域、どちらも存在しています。また、埼玉県北部の一部地域では参列者が死装束の一部を身につけて故人を送る風習があります。参列者全員が「金剛杖」という杖をもって参列し、さらに男性の参列者には「かんむり」という三角形の白い布が配られ、女性の参列者には「とも白髪」が配られます。これには「三途の川を渡るまでは同じ格好で見送ります」という意味が込められているそうです。

さいたま市周辺や南部では、故人を葬儀社の安置施設に安置する方が80％を超え、公営斎場の利用者が約40％と多く、通夜日に一般弔問の方に通夜振る舞いを出すのが一般的です。一方、北部では自宅にお帰りになる方が70％以上で、葬儀社の直営斎場で葬儀をする方が90％を超え、弔問客への通夜振る舞いはしない傾向にあります。このようなことから、公営斎場はさいたま市周辺や南部地域に多く存在しているとわかります。逆に北部は斎場がない地域もあるため、葬儀社にお任せして直営斎場で行うという方が多いようです。また、埼玉県では「前火葬」と「後火葬」のどちらも存在していますが、その理由としてあげられるのが、「人口に対して火葬場が少ない」ということです。北部のように火葬場の少ない地域では、友引明けの午前中などは込み合って、希望通りに受け入れてもらえないことがあります。そのため、寄居町などでは「後火葬」が主流になっています。この時、火葬中に本膳（精進落とし）を行うこともありますが、会場やお寺の都合などで火葬後になることも多く、終了時間が夕方遅くまでかかることもあるようです。さらに、火葬場の管轄区域の住民かどうかで、火葬場使用料金にもかなりの差が出てきます。

日本の関東地方に位置している埼玉県。日本で8つある内陸県のひとつで、貿易港や臨海工業地帯を有しておりません。しかしながら人口は約730万人で、都道府県別に見ると、東京都、神奈川県、大阪府、愛知県に次ぐ全国第5位となっています。人口の多くは県南東部に集中しており、昼間の人口流出が全国第1位ということから、東京都のベッドタウンとしての性質が強いことがわかります。人口増加率は全国的にも高く、国内3位です。県内の人口増減率分布図を見ると、北西部は減少傾向が続いていますが、南東部は増加傾向にあり、やはり都内へのアクセスの利便性が関連しているようです。とはいうものの、年齢別に見ると、0～14歳と15～64歳の生産年齢人口はともに減少し、65歳以上の老年人口は増加しています。人口が増加している埼玉県でも少子高齢化は着実に進んでいるようです。埼玉県には770件もの墓地や霊園があります。さいたま市周辺には、比較的新しく、草木や芝生などの緑が整備された霊園が多数あります。その他にも遊歩道や遊水地が設けられたところがあったり、ペットと入れるお墓があったりと、それぞれ異なった特徴があります。