岡山県の葬儀場をお探しならやさしいお葬式

岡山県では、後期高齢者医療制度の被保険者や、国民健康保険の被保険者が亡くなられた場合、葬祭を行った方に対して補助金が出る地域があります。地域ごとに対象者や金額が変わってくるので、利用する際はお住いの役場の窓口にお問い合わせください。補助金の金額はおおよそ5～6万のところが多いようです。また玉野市では、市民による有形・無形の貢献に対して、最後を少しでも報いるために、昭和48年から葬祭費無料制度を実施しています。亡くなられた方や喪主が市民である場合、祭壇や霊柩車、斎場などが無料で使用できます。葬儀は一般的に、通夜、葬儀・告別式、出棺、火葬の順で行われます。「後火葬」が主ですが、一部地域では「前火葬」を行うところもあるようです。岡山県では、「立飯（たちは）」という風習があります。これは出棺の前に故人との最後の膳を囲むというもので、美作地方の一部では僧侶や喪主が、生米や塩を食べる真似をするところもあるようです。「置き布」と呼ばれる習わしも残っており、故人が生前着ていた着物を、遺族の女性が持ち寄って棺に立ち会います。この着物は、葬儀終了後に菩提寺に納められます。また、備中地方では香典をお米で納めていた時の名残から、香典のことを「くがい」と呼んでいます。

最近では全国的な高齢化の影響で、亡くなられる方の社会的な繋がりがない場合が多くなり、葬儀の小規模化が進んでいます。岡山県でもその傾向があり、小規模な「家族葬」を希望する方が多くなっているようです。そのため、病院から火葬場へ直行する「直葬」を選択する人も増えています。高齢の方が長期入院で亡くなった場合は、あえて近隣などに知らせずに葬儀をすませることもあります。葬儀の有無や知らせてほしい人、自分の希望などは、エンディングノートを活用し、あらかじめ話し合う場を設けるのもよいかもしれません。岡山県には、火葬場が29件あります。倉敷市や美作市などは、ひとつの市で複数の火葬場があるので、比較的多くなっています。現在、山間地域では古くからの火葬場が使われており、環境衛生の観点からも火葬場の近代化が望まれています。しかし、新しく建設するにあたって近隣住民の反対運動があったり、古い火葬場の存続署名活動などもあり、スムーズに進んでいない地域もまだまだ残っているようです。そのため、外観を火葬場らしくないようにしたり、樹木を植えて景観を整えたりと、受け入れてもらえるような工夫が施されています。

山陽道の中央に位置する岡山県。東は兵庫県、西は広島県に隣接しています。瀬戸大橋で四国と繋がっており、古くから中四国地方の交通の要衝として、重要な位置にあります。さまざまな魅力がある岡山県ですが、湯原ダムの下流の川底からお湯が湧き出て、天然の大露天風呂に入れるスポットは特に人気を集めています。総人口は約188万人で、そのうちの約120万人が岡山市と倉敷市に居住しており、県の人口の約63％が集中しています。年齢別に見ると、0～14歳の年少人口と、15～64歳の生産年齢人口は減少してきており、65歳以上の老年人口は急激に増加しています。ひとりの女の人が一生に産むと考えられる子供の数を平均化した合計特殊出生率も、徐々に減少しています。令和元年にやや増加しましたが、目安である2.08以上にはほど遠く、このままだと人口がだんだん減少していくと言われています。岡山県には399件のお墓や霊園があります。近年は、交通の利便性がいい場所に新しく開園する霊園が目立ちます。そのため、豊かな自然に囲まれていたり、宗教不問であったり、樹木葬ができたりと、さまざまなニーズに対応した墓地や霊園が多くなっているのが特徴です。