三亀の一日

早いものでこの道34年目を迎えました。
先代より受け継いだ昔変わらぬ極上の江戸前寿司と、一手間、もう一手間を惜しまず研究を重ねた創作料理をまじえたおもてなしで、皆様をお待ち申し上げます。

早朝、市場での仕入れから、鮓三亀の一日は始まります。活気ある市場での掛け合いを楽しみながらも、素材の仕入れには一切妥協いたしません。

いかがですか、この絶妙な脂の乗り具合は?
このような素材に出会えた時は、なじみのお客様、新たに出会えるお客様の笑顔を想像し、朝から夜のことが楽しみになります。

仕入れが終わると店に戻り、お昼時の準備をいたします。お忙しい皆様に、ひとときの安らぎをご提供できるよう、丹誠込めた寿司店ならではのお弁当と、ランチだけの特別な献立を用意させていただいております。

お昼時の営業が終わると、すぐさま夜の営業に向けての準備が始まります。毎日変わらぬ献立の調理と、今朝仕入れた素材のチェック……息を抜く暇もございませんが、良いものをお客様に提供するのが我々の務め、決して辛いことではございません。

夏は夕暮れ、冬は宵の明星が光る時、夜の営業がはじまります。お客様が入店されると、最初にお出しさせていただくのは、一手間かけたお通し。それから今朝仕入れた厳選素材を用いた献立と、一切手抜きのない江戸前の寿司。一見のお客様も、常連のお客様も、必ずやご満足いただけるよう、鮓三亀は日夜の努力を怠りません。

 

鮓三亀 【南千住 握り寿司】