鍼って痛くないんですか？
当院では、ほとんど0.16mm～0.2mm（毛髪程度の細さ）の鍼を使用していますので、ほとんど痛みは感じません。 初めての方はとても緊張されていますので、チクッとするぐらいはあるようですが、それもごくごく初めの内だけみたいです。慣れた方は治療中にクークー寝てしまわれます。 中には、鍼がどうしても苦手な方がいらっしゃいますが、そんな方にはマッサージをおすすめしています。
鍼に電気を流して大丈夫？
低周波治療器をご使用になられた事のある方でしたらお分かりになると思いますが、あのような感じです。筋肉が勝手に動いてしまう程度に流すので痛みもありません。電気を通すことによって人を介さなくても定期的に刺激を与えることが出来るとのが低周波鍼通電療法です。
効能として、鎮痛作用、末梢神経麻痺の回復などがあります。
子供にも鍼治療って出来る？
鍼治療は夜泣きや疳の虫にも効果があります。ただ、お子様への治療は通常の鍼治療ではなく小児鍼といわれる鍼で治療します。これは接触鍼というもので人体に刺すのではなく皮膚をなぞる、もしくは軽く摩擦するという様な物です。お子様に痛みを与えるようなことはありませんのでご安心下さい。
副作用がありますか？
全くないとは言えませんが、少なくとも蓄積性の副作用はないと言って良いと思います。鍼の副作用の主なものとしては、刺激過剰によるだるさや痛みの一時的な増強ですが、ほとんどの場合、これらの副作用も数日内に解消されます。当治療室では、これらの副作用を防ぐ為、特に初診の患者さんに対しては、かなり軽めの治療に留めています。
なぜ麻痺に鍼が効くんですか？
麻痺には末梢神経麻痺と中枢神経麻痺にわかれます。ベル麻痺や顔面神経麻痺は末梢性なので根気よく神経を刺激する治療をすればおのずと神経が再び活動するようになります。ただし、中枢神経麻痺は脳梗塞や脳出血などの脳血管障害なので、まず最初に専門の医療機関で診察されることが必要です。
何回ぐらい鍼治療をするの？
はりの効果には個人差がかなりありますし、病状によっても異なりますので一概には言えませんが、単なる肩こりやギックリ腰なら多くの場合１～３回程度の治療で症状が軽減・消失します。しかし、一度治療しただけで症状が好転しないからと言って直ぐに治療をあきらめてしまうのは早すぎます。先にも書いたように、初回の治療はかなり軽めに行いますので、効果を上げるに充分な刺激量に達しない事もあります。その人に適した刺激量を把握するには一回だけの治療では困難な場合がある事をご理解下さい。
治療時間はどれくらい？
局所治療／全身治療により異なり、20分～1時間ほどです。
マッサージって何に効くの？
マッサージ治療は、おおよそ以下のような効果があります。
・疲労物質の除去
・緊張からくる痛みの軽減など慢性的な肩こり腰痛などの症状を緩和
ほどよいマッサージ治療は、その気分のよさから、ストレス解消、緊張の緩和など蓄積しやすい症状を軽減させます。これらは自律神経の乱れを正常に戻し新陳代謝を促し、結果として免疫力を増大させる効果が期待できます。ただし炎症性の症状に対してマッサージは逆効果となる場合があります。