清水寺(きよみずでら)は、京都府京都市東山区清水にあるお寺で、本尊は千手観音です…続きを見る
清水寺は、京都府東山区の音羽山の中腹にあります。境内は13万平方メートルと、かなり広く、この敷地内に15の伽藍が建ち並んでいます。建物の多くは江戸初期の再建されたものですが、1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつに登録されました。
全国的に、有名な清水寺は多くのご利益があることでも知られています。例えば、無病息災、立身出世、財福、良縁、子授けなど、とくに現世利益が多くあり、それぞれのお守りも用意されています。
清水寺のご本尊は十一面千手観世音菩薩をはじめとする、観世音菩薩で、通称「観音さん」と呼ばれる仏さまです。この観音さまは、多くの不思議な力があると言われており、人の願いを実現する他、三十三通りの変身ができることでも知られています。このよう多くの姿になる理由は、それぞれの人に適した姿で説法するためと言われています。観音様はその人に適した姿で説法することで、効果的にその人の心に仏の慈悲が届くと考え、男性の姿や女性の姿、あるいは尊敬する人の姿で現れることもあります。また、時には、幼子や女神のような姿で現れることもあるそうです。