東京都江戸東京博物館がリニューアル!見どころなど
東京都江戸東京博物館は、1993年に国技館の隣、東京都墨田区横網に建てられた都立博物館です。江戸の歴史と文化、そして近代の東京の発展や文化について広く展示されており、国内外から年間80万人が訪れる人気の高い博物館です。
主な展示内容として、常設展、企画展、特別展があり、企画展は常設展観覧料を支払うことで見ることができます。
東京都江戸東京博物館の常設展示室(リニューアル)
2015年に、開館以来初めてとなる常設展示室の改修工事が行われ、それに伴い展示内容や展示方法が大幅に変更され、都内でも有数の満足度の高い観光スポットとして知られるようになりました。
リニューアルされた常設展は大きく「江戸ゾーン」「東京ゾーン」そして、この二つをつなぐ「江戸から東京へ」コーナーから構成されています。
最新の映像技術などを取り入れた他、従来の博物館の展示に多く見られた「物と解説」という展示方法から「その物のある風景」や「時代の風景」として、その物と人との関わりや、江戸東京の経済や物流の仕組みがわかるような展示法を採用していることが特徴的です。そして、このような展示を可能にしたのが、高精度のジオラマで、館内には実物大から1/60、1/200スケールなど様々なサイズの模型が多用されています。
年間に開催される展覧会は10以上あり、企画展と特別展の2種類で構成されています。
企画展では、日本や江戸、東京について知ることができるテーマや、諸外国の文化、芸術、学問などと日本とのつながりがわかるテーマなど、多角的、多面的な切り口で日本や江戸東京の魅力を伝えています。
また、特別展では、国内外の芸術や文化、話題の作品についてなど多岐にわたるテーマを、深く紹介しています。そのテーマは日本や日本との関連性によらず、広く国内外のホットトピックを取り上げ、多くの情報や貴重な資料などを用いて知的好奇心を満足させる展示を実現しています。
東京都江戸東京博物館のミュージアムショップ
館内には2箇所にミュージアムショップがあり、博物館オリジナルグッズや展示品にちなんだグッズ、江戸文化が感じられる雑貨などが多数販売されています。
こちらのショップは、旅のお土産や展覧会の記念品、思い出品として、自分用にも他人用にも使える素敵なグッズが多いことでも知られています。
東京都江戸東京博物館のレストラン
展示を見て回ったり、ミュージアムショップで買い物をし、休憩や食事をしたい時には館内のレストランの利用をおすすめします。
博物館のコンセプトに沿った江戸らしい雰囲気のお店で食事を楽しみたい場合には、7階にある「和食処 桜茶寮」を、もっとカジュアルに軽食や喫茶で休憩したい場合には1階にある「緑茶処 両国茶ら良」と「フィンズカフェ&レストラン」をおすすめします。「緑茶処 両国茶ら良」には和食の軽食、甘味、「フィンズカフェ&レストラン」にはカレーやパスタなどの洋食メニューが、それぞれ用意されています。
江戸東京博物館へのアクセス
江戸東京博物館へのアクセスは、車と公共交通機関を利用する2つの方法がありますが、駐車場(1,000円/2時間)はそれほど広くなく、土日祝日は午前中から満車になることも少なくありません。そのため、公共交通機関の利用をおすすめします。
電車では、都営地下鉄大江戸線 「両国駅」(江戸東京博物館前)、A3・A4出口から徒歩1分、JR総武線「両国」駅西口から徒歩3分、路線バスや循環バスを利用した場合には「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」から博物館まで歩いて3分です。