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  • 熱田神宮の創祀は1900年前まで遡ります。日本武尊の死後、妻である宮簀媛命が、三種の神器の一つである草薙神剣を熱田に祀ったことから始まりました。 それ以来、熱田神宮は伊勢神宮に次いで格式の高い、国家鎮護の神宮として、全国から篤い崇敬を集め、熱田さま、宮と呼ばれ、今日まで親しまれています。 約6万坪の境内にある宝物館には6,000点もの奉納品が収められており、また年間70以上の執り行われる祭典や神事は創祀以来、同じ形式で行われてきました。

  • 熱田神宮の境内の東側にある熱田神宮会館は、神前の結婚式が執り行われる場所です。その他、結納式や会合、セミナー、パーティーなどで利用できます。 結婚式は格式高い神前式で、神職による祝詞に続いて、三三九度、誓詞奏上が厳粛に行われます。また、雅楽の調べに合わせた巫子の舞の奉納も好評です。 最近リニューアルされた宴会場では披露宴を行うこともできます。料理は日本料理、フランス料理、和洋折衷料理の他、様々なプランが用意されています。

  • 奥深い緑の中にある本宮は1893年までは尾張造りの社殿でしたが、それ以降は、伊勢の神宮とほぼ同様の社殿配置と規模の神明造りにより建築されています。 現在の社殿は、2013年の創祀千九百年の慶節に間に合うよう葺替えや修繕が開始され、2007年に仮殿遷座祭、2009年には本殿遷座祭がそれぞれ行われました。 垣内には、外玉垣、内玉垣、瑞垣があり、このうち、本殿には熱田大神がおられると考えられています。広場にある中重の鳥居は多くの祭典が斎行されます。

  • 熱田神宮の楠は弘法大師のお手植えと言われています。境内には多くの楠がありますが、中でも、手水舎北側にある楠は樹齢が約千年になる巨木で聖樹です。 また、別宮境内には樹齢300年を越える淡紅の花をつける太郎庵椿があります。やぶ椿の一種で、11月末から3月まで長い期間咲くため銘木と呼ばれています。 西楽所の北には、高さ3mほどの、室町時代からある梅の木があります。しかし、花が咲いても実がつかないため、ならずの梅と呼ばれ、奇木とされています。

  • 熱田神宮の正しい参拝の作法は、まず鳥居をくぐる時に一礼し、手水舎で両手と口をすすぎます。これは清らかな水でけがれを落とす禊を簡略化したものです。 参道では道の中央を避けて、端を歩くようにします。これは道の中央が神様の通り道と考えられているためで、そこを人が歩かないのは礼儀とされています。 お参りは「二拝二拍手一拝」で行います。最後に、玉串奉奠をお供えします。枝を右手側にして受け取り、手前に270度回転させ枝を奥手にして祭壇に供えます。

  • 熱田神宮のお守りは、授与所にて毎日午前7:00頃から日没頃まで販売されています。なお12月31日から正月5日までの間は夜の時間帯でも販売が行われます。 同じ場所で御朱印をいただくこともできます。また正門の近くに近くにある別宮八剣宮でも御朱印をもらうことができます。御朱印代は300円が奉納目安です。 熱田神宮のおみくじは凶や大凶がなく、大吉、吉、中吉、小吉、半吉、末吉のみです。もっとも良いのが大吉で、末吉がもっとも運のないくじとなっています。

  • 熱田神宮へは公共交通機関もしくは車で訪れることができます。電車では名古屋鉄道「神宮前駅」の利用が便利で、駅から歩いて3分ほどで東門に到着します。 車では、東門、西門、南門の3か所におよそ400台分の駐車場あります。利用料金は無料ですが東門と南門の駐車場の利用時間は朝5:00から夕方5:00までです。 駐車場は400台分のありますが、それでも土日祝日は大変混雑することがあり、日によっては午前中から日没まで、ほぼ満車の状態が続くこともあります。