力を入れている診療について 高齢化に伴い、近年は心臓病が増えていると感じます。救急で来られる場合もあれば、普段から通われている場合もあります。処置に関しては、救急ならICUで治療や管理をし、救急以外では、少しずつ悪化する場合には内科的治療として飲み薬を与えます。その際はまずレントゲンや超音波検査で診断を出し、内服でコントロールしていくことが多いです。
当院では心臓病の治療に力を入れています。実際に診る機会も多く、今まで研究も行ってきました。心臓の専門の病気を扱っている循環器学会に所属もしています。これまでの経験や知識を生かし、一般診療から、重症な病気や外科的手術など幅広く対応できるように努めていますので、どうぞご相談ください。
飼い主さまへお伝えしたいこと 当院はしつけ相談も行っています。特に犬はとても人を見ている動物です。トレーナーさんにしつけトレーニングをお願いして「このワンちゃんはもう大丈夫ですよ」と言われたのに、家に帰ってしまうと全然しつけができないということも多く、その際にアドバイスさせていただくこともあります。
犬と人との間には、長い歴史的な背景があります。犬はもともと狼でした。狼は普段はワンワンと吠えずコミュニケーションをとるときのみ吠えます。しかしそれを吠えるように変えたのは、実は人間なのです。そのような事実があるなかで、吠えさせないようにするためには、なるべく吠えない環境にしてあげることが大切です。吠えた犬を怒ってしまうと、逆に吠えることもあるので、吠えたときに空き缶などを床に落として音を立て「これをやるとダメなんだ」という意識を与えることも効果的です。吠えた後に怒っても、何がダメだったのかわかりません。理想は吠える前に吠えないようにすることです。吠える前にご褒美を与えたり、人が来ることで吠えるのであれば人がいないところに連れていったりすることも大事です。環境次第で吠える習慣がついてしまうこともあるので気を付けましょう。お悩みをお持ちの飼い主さまはどうぞご相談ください。