岐阜県の葬儀場をお探しならやさしいお葬式

岐阜県は、主に葬儀後に火葬を行う「後火葬」が多いようですが、一部の地域では葬儀の前に火葬を行う「前火葬」も行われるようです。山の多い地域では、同じ県内でもしきたりが細分化され、独自のしきたりで準備や葬儀が進められる傾向にあります。岐阜県でも、山間部では「総斎（そうとき）」といって、手伝いに来た近隣の人全員に軽食を葬儀前に用意します。また、「葬式組」「組仲間」と呼ばれる近隣組織では、同じ組内で葬儀がある場合はその組が、葬儀を取り仕切ってくれます。受付や会計を手伝ってくれた人たちに、精進落としとして「勘定酒（かんじょうざけ）」と呼ばれる食事が出されることもあるようです。お葬式の時に小銭を撒く風習が各地で見られますが、東濃地方などでは、小銭を入れた「花籠」という竹を編んで作った籠を竹竿につけて、喪主が籠を振って小銭を落とす風習があります。小銭だけではなく、お菓子を自宅の屋根から撒く地域もあるそうです。どちらも故人が長寿を全うした際に行われるもので、みんなに分け隔てなく施しを与えることで、故人が徳を積めると考えられたものになります。恵那市などの一部地域では、香典返しにビール券を使用します。通常は、3,000円程度のお香典に対し、ビール券を3枚以上返します。この他にも各地で、違った風習が行われているようです。

自宅や寺院で葬儀を行う風習が今でも残っている地域もありますが、県内全体的には葬儀社の専用斎場を選ばれる方が多いです。近年葬儀が行われる場所の割合としては、自宅・集会場が約10％、寺院が約5％、葬儀専用斎場が約85％となっており、自宅葬の割合がどんどん減少しています。また病院で亡くなられた場合、自宅へのお帰りが減り、葬儀社の安置施設に預かっていただく方が約40％と増加傾向で、段取りから準備も葬儀社にお願いすることが増えているようです。一方「火葬場」は、全部で48件あります。しかし古くなっているものが多く、近代的な斎場・火葬場・葬儀場への移行や統廃合が必要となってきています。衛生面から見ても、近代的な火葬場設備への転換が求められていますが、新しく建設するにあたって近隣住民の反対運動があったり、古い火葬場の存続署名活動などもあり、スムーズに進んでいない地域もまだまだ残っているようです。以前は長大な煙突を有していたり、可視煙を排出していた火葬場ですが、改装や移転に伴い、急速に姿を消しつつあります。「火葬場らしくない外観」を取り入れたり、周辺を樹木で囲んでパッと見ただけでは火葬場とわからないようにしたりと、近年はそのような配慮をすることが当たり前になってきています。

岐阜県は、国土のほぼ中央に位置しており、全国的にも数が少ない内陸県のひとつです。県庁所在地である岐阜市を起点にした場合、岐阜から名古屋までは東海道線で約20分、名古屋から東京までは東海道新幹線で約1時間40分、大阪へは約55分と、日本の三大都市へのアクセスも良く、大変便利な位置にあります。岐阜県の人口は約190万人で、全国的に見ても多い数です。しかしながら、0～14歳の子供世代や、15～64歳の現役世代が減少を続けているとともに、65歳以上の高齢者が増加を続けています。人口を占める割合を見ると、0～14歳人口は約13％、15～64歳人口は約59％、65歳以上人口は約28％となっています。要因として考えられることは、自然動態（出生－死亡）と社会動態（転入－転出）ともに減少が続いていることです。自然動態は、長期的に減少傾向が続いており、一方の社会動態は平成17年以降から減少が続いています。岐阜県には約160件もの霊苑や墓地、お寺があります。「宗旨・宗派・宗教・国籍を問わず利用ができる」「100台以上駐車できる広い駐車場完備」「キリスト教徒専用の区画がある」など、それぞれ違った特徴があります。