茨城県の葬儀場をお探しならやさしいお葬式

茨城県で葬儀を行う場合、国民健康保険葬祭費の請求が受けられる場合があります。これは、国民健康保険に加入していた方が亡くなった場合、喪主の方の申請によって、50,000円が支給されるものです。必要なものとして「亡くなった方の国民健康保険被保険証」・「喪主の氏名が確認出来るもの（会葬礼状など）」「喪主の方の印鑑（朱肉を使用するもの）」「振込みを希望する喪主名義の預金通帳」です。喪主以外の方に支給をする時には、喪主からの委任状も必要になります。注意点としては、火葬のみでは支給されないこと、支給申請は葬祭を行った翌日から2年間で時効になることがあります。また、神栖市のように新型コロナウイルス感染症に起因して亡くなられた方の葬祭費について助成金として100,000円を給付しているところもあります。これは、感染症対策などにより高額になる傾向もあるため、葬祭を行った方の経済的負担を軽減することを視野に入れた対応です。各自治体によって異なる点もありますので、住民登録されている市町村に確認しておくと良いでしょう。

茨城県の火葬場は厚生労働省によると令和2年3月現在31あります。施設に関して共通していることは、居住地域内の住民に関しては低価格で利用出来ることです。しかし、居住区域外の住民についてはかなり割高になることは注意点になります。例えば、土浦市営斎場の火葬場利用については、土浦市の住民であれば5,000円ですが、それ以外の住民は50,000円になります。その他、式場等利用料も通夜や告別式で使用する場合、市民であれば約10万円ですが、市外の住民であれば約30万円掛かります。葬儀場については公営斎場も市町村で1か所以上ある所も多く、民営斎場もエリアごとにあります。また、茨城県の葬儀や葬式の費用については、直葬で約20万円、一日葬で約60万円、一般葬で約140万円が一般的相場の目安になっています。ちなみに葬儀形式についてお伝えすると、「直葬」はお通夜や告別式を行わず、火葬のみを行形式です。参列者を招かず、火葬場の火葬炉の前に集まり10分程度のお別れを行います。その後すぐに火葬します。「一日葬」は通夜を行わず、葬儀式や告別式を1日で行う形式です。喪主が高齢のため負担が多い時や参列者の日程が合わせにくい時に選ばれます。「一般葬」は従来のしきたりや慣習に則って、故人と生前親しかった友人や知人を招き、縁を大切にした形式です。通夜は遺族と参列者が故人を偲びながら食事をしたり、翌日に告別式を行い、故人を納めた棺を火葬して遺骨を骨壺に入れる骨上げを行います。このように葬儀を行うことについても、それぞれに特徴がありますので、故人や親族の意向を踏まえて検討することが必要になります。

総務省統計局による2019年10月1日現在の茨城県の人口は約286万人、そのうち65歳以上の人口は84万人で高齢化率は29.3％です。これは全国平均の28.4％よりも若干高い水準になっています。今後も高齢化率が上昇していくことが予想されます。また、茨城県の公営墓地数は86あり、各自治体が経営主体になって運営・維持を行っています。公営墓地は水戸市に3か所、日立市に6か所、土浦市に5か所など市によっては複数所有しているエリアもあります。故人の供養を考えると、自宅の近郊にお墓があると行き来もしやすく、お参りもお彼岸の時に出来ます。今回は、茨城県の葬儀制度や助成金制度、火葬場の事情をお伝えしてきました。葬儀に関して事前に知っておくことで、万一のことがあっても対処出来ることも多くなります。今後のこと考えると、知識として理解を深めておくことは重要であると言えるかも知れません。