国立科学博物館とは?

国立科学博物館は、1877年に創立された国立で唯一の総合科学博物館です。施設には上野本館、筑波研究施設、標本資料センター、分子生物多様性研究資料センター、産業技術史資料情報センターが含まれ、これらの施設全体で400万点を超える貴重なコレクションを保管、管理しています。

一般的に、国立科学博物館といえば、上野本館のことを意味し、ここでは日本と地球についてこれまで明らかになった科学知識を総括的に展示する常設展示と、その時々のホットなテーマの特別展示、及び企画展示が行われています。

国立科学博物館の全球型映像施設「シアター36」

全球型映像施設「シアター36」は2005年「愛・地球博」に開催された長久手日本館で人気を博した「地球の部屋」が移設されたドーム型のスクリーンです。

世界初のこのシアターで上映されるのは、オリジナル映像と新たに制作された4本の映像を組み合わせたもので、その映像が360°全方位に映し出されるため、独特の浮遊感と臨場感を味わうことができます。また、このシアターの直径は直径12.8mであり、これは地球の100万分の1の大きさとなっています。

国立科学博物館の夜間天体観望

国立科学博物館では第1・3金曜日、4-9月は19:30から、10-3月は18:30から夜間天体観望を行っています。観測は晴天時のみ開催され、1回の観測時間はおよそ2時間ほどです。

参加料金は一般・大学生が310円、高校生以下が無料です。ただし、夜間天体観望は金曜日であっても、1月2日、3日は実施されません。また、夜間天体観望の参加受付は定員に達した時点で終了し、2015年4月からはインターネットから行う事前予約制が採用されています。

【常設展示】日本館・2階南翼「生き物たちの日本列島」

日本館、2階の南翼では大陸から日本列島に移りすんだ生き物たちの自然環境に適応した独自の分化について解説、展示が行われています。日本列島が現在のような姿になった、およそ170万年前の間氷期以来、大陸から渡ってきた生物たちは複雑な地形と気候に適応し、その姿を徐々に変えてきたことが考えられています。

この展示では、生物史をDNAや植物の適応戦略、鳥の進化、そして、島の固有種などから明らかにすることが試みられています。

【常設展示】地球館・2階「科学技術で地球を探る」

地球館の2階では最近、特に科学技術の進歩が著しい観測ステーションの分野に関わる展示を見ることができます。地球の刻一刻と変化する様子を客観的、定量的に把握するために、宇宙から、地表から、そして地球内部から、観測は連日のように行われています。

ここでは最新の観測ステーションの仕組みとそれを支える観測技術の物理学的基礎を紹介しています。その方法として、地球物理学の知識を体感しながら直感的に学べるよう工夫された展示法が採用されています。

国立科学博物館のレストラン情報

国立科学博物には日本館と地球館において、レストラン、カフェ、ラウンジなど館内で食事や休憩する場所、地球館の屋上には庭園と休憩所が設けられています。

中でも、地球館中2階にあるレストラン 「ムーセイオン」は170席の席数と豊富でメニューが用意されており、お得なシェフおすすめメニューや食数限定メニューが用意されています。

地球館の屋上の庭園は約150種類の薬用や食用、染料・香味料用など、様々な効能と実用性のあるハーブが多く栽培されているハーブガーデンとなっています。