壊れた時計・動かない時計は売れる?理由と高く売るコツを解説
壊れた時計・動かない時計は売れる?理由と高く売るコツを解説
2024.12.11
時計が壊れてしまったら、捨てるべきか迷うことがあります。しかし、高かった時計や、思い入れのある時計の場合、簡単に捨てられないでしょう。この記事では、壊れた時計や動かない時計を買取してもらうポイントについて解説します。売れる時計の特徴や、高く売るためのコツ、業者の選び方を紹介します。壊れた時計を捨てる前に、ぜひこの記事を参考にしてください。
壊れた時計でも売れるのはなぜ?
中古としての需要が高いブランド品や、パーツとしての価値がある時計は、壊れていても買取される可能性があります。
例えば、修理して販売すれば売れる人気のあるブランド時計の場合です。生産数が限られている限定品なら、修理してでも売る価値があるため、買取してもらえる可能性が高まります。
また、パーツとして価値のある時計も、同じように需要の高いブランドに当てはまります。特に、高級腕時計は新品パーツの価格が高いため、中古パーツとしても人気があるのが特徴です。
さらに、壊れた時計でも、金や宝石など価値のある素材が使われていれば、パーツとしての価値が認められる場合があります。純金が使われている時計は、素材として買取価値があります。ダイヤモンドなど高価な宝石がついている時計も、宝石自体の価値があるため、買取可能となる可能性が高いです。
壊れた時計を買取してくれるのはどんな時計?
壊れた時計でも買取可能となりやすいのが、以下の高級ブランド時計です。
ロレックスはスイスの高度な技術で作られており、元々の販売価格が高く、壊れていても修理して販売できる高級ブランドのひとつです。新品価格では1点あたり数十万円から数百万円する時計もあります。これらは、修理すれば高値で売れる可能性が高いため、買取されやすい点が特徴です。ロレックスの場合には、販売価格を上回る高値がつくプレミアム時計も存在します。該当するのは販売数が少ないモデルや、年式が古く状態が良い時計です。これらの時計は中古でも販売価格が高いため、買取業者は修理する価値がある商品だと判断します。
ほかにも、オメガもスイス製の高級時計ブランドのひとつです。ロレックスと比べると販売価格は低くなりますが、人気が高い高級時計ブランドのひとつで、買取が期待できます。
女性の腕時計の場合は、カルティエが人気の高い高級ブランドのひとつです。カルティエはフランス製の高級腕時計ブランドです。これらの海外の高級腕時計は、円高時に買取価格が高くなりやすい傾向があります。円安だと日本に輸入する価格が高くなりやすいため、より割安な中古の需要が高くなり、壊れている時計でも直して販売する価値が高くなるからです。
また、特に買取されやすいのは、自社で修理工房を持つ業者です。修理のための職人を抱えている場合、再販するためのコストダウンが可能なため、有名な高級ブランドなら買取の可能性が高まります。
壊れた時計を高く売るためのコツ
需要が高い高級時計を買取に出す前に、以下の点に注意しましょう。壊れているからといって、自分で修理しようとするのは避けてください。
修理せずにそのまま査定に出す
壊れている時計は、自分で修理せず、そのまま査定に出しましょう。買取業者が自社で修理できる場合、修理やオーバーホールのコストを削減できるため、自分で修理に出すより高値での買取が期待できます。また、修理前に査定に出すことで、修理前後の査定額の比較も可能です。自分で修理やオーバーホール代を負担しても高価買取になりやすいブランドもあれば、業者に壊れた状態で買取してもらったほうが高値になる場合があります。どちらが有利か自分で見極めることは難しいため、まずは修理せずに査定に出しましょう。
外れた部品を保管しておく
パーツが外れている場合は、時計本体と一緒に保管しておきましょう。外れたパーツが元に戻る場合は、部品代を抑えられるため、高価買取が期待できます。また、時計自体に価値がなくても、外れた装飾品に価値がある可能性もあります。純金やダイヤモンドの高価な素材が使われている場合は、本体と一緒に査定に出すのがおすすめです。素材としての買取では、グラム数で査定額が変わるため、外れたパーツも一緒につけることが重要です。
汚れを落としておく
目立った汚れがあると査定金額が下がりやすいため、自分で落とせる汚れは除去しましょう。例えば、腕に接触する裏側や、バックルの細かい部分などの汚れです。時計には皮脂やホコリなどが付着しており、柔らかい布で拭くだけでも汚れを落とせます。細かい部分の汚れは、綿棒などを使って優しく取り除いてください。ゴシゴシ擦るような方法は、傷をつける恐れがあるため避けましょう。薬品を使った汚れを落としは、おすすめできません。素材を痛めてしまうと修復が難しくなり、パーツの交換が必要となって、査定金額が下がる恐れがあるためです。
壊れた時計を買取に出す際の注意点
修理が不可能なほど壊れた時計や、ノンブランド時計は、買取が難しい場合があります。
例えば、ケースが割れている、文字盤が損傷している、針が動かない場合などです。これらのケースでも部品を交換すれば再販できますが、大掛かりな修理はコストが高くなり、採算が合わなければ買取不可となります。
また、販売数が少ないモデルや、古い年式のモデルでは、交換のための部品が市場に出回っていないため、修理不可となる場合もあります。需要の高い高級時計の中でも、軽い修理で再販できる場合は買取されやすいです。動かなくても修理ができる範囲の場合や、軽い汚れや劣化ならそのままでも再販できる可能性があるため、買取される可能性があります。
なお、壊れた時計がノンブランド品だった場合、ほとんどのケースで買取は難しいです。ノンブランド時計は修理して販売する価値があまりありません。どこにでも出回っている時計を、中古で購入したいと考える人はほとんどいないためです。
時計買取業者を選ぶポイント
時計買取店を選ぶポイントは、使いやすさ、価格、評判の3点です。
使いやすさで比較
時計買取方法には、店舗買取、出張買取、宅配買取の3種類があります。業者ごとに対応方法が異なるため、自身にとって使いやすい買取方法を選びましょう。
近くに店舗がある場合は、自身で持ち込むことでその場で現金化が可能です。ただし、店舗の多くは都心部に集中しており、地方では近くに店舗がないこともあります。
出張買取は、スタッフが自宅まで来てくれる方法です。自分で店舗に出向く手間がないのがメリットですが、自宅に来てもらった手間を考え、断りにくくなる可能性があるため、注意が必要です。
宅配買取は、時計を段ボールに梱包し、宅配便で送って、査定してもらいます。全国どこからでも利用できますが、発送料の負担の可能性や、梱包の手間が発生する点には注意が必要です。
買取価格で比較
複数の時計買取店に査定をお願いし、高値で買い取ってくれる業者を選びましょう。ホームページに特定のブランドの査定金額事例が掲載されている業者を選ぶと、査定前に大まかな金額を知ることができて便利です。また、特定のブランド買取を強化している業者も狙い目です。
評判の高さで比較
店舗名などで検索し、実際に利用した人の声を参考にしましょう。評判の高い業者は、丁寧な対応や、高価買取を期待できます。