● 逆流性の食道炎
● 筋筋膜性 疼痛症候群
●肋間 神経痛
などがあるよ。痛みのケアとともに、順に詳しく見ていきましょう
もくじ
猫背の症状って?
猫背は、猫の背中のよう背骨が丸くなった姿勢のことです。
猫背の原因
S字カーブのバランスが崩れる
背骨は、頸椎、胸椎、腰椎、仙椎の4つに分かれており、そのうち頸椎と腰椎は前弯(反る)、胸椎と仙椎は後弯(丸まる)というように、前方と後方に湾曲しながら、背骨のS字カーブを作りだしています。
猫背の症状
背中の痛み
肩や首がこる
腰が痛い
頭が痛い
便秘
顔や手がむくむ
肌がくすむ
肩が上がりにくくなる
転びやすくなる
胸が痛い
猫背の治療法
痛みに対しては、痛み止めの内服薬などによる薬物療法、機器を使った温熱療法や電気治療、または専門知識を持った理学療法士が、患者ごとにプログラムを作成した運動療法など、痛みの原因や症状に合わせて選択します。
正しい姿勢のための筋力トレーニングや、体幹の筋力強化、バランスの良い筋肉づくりに優れた機器を用いることもあります。
専門の義肢装具士が採型する「靴のインソール」を作ることもあります。
猫背の予防方法
胸を張って耳・肩・骨盤・膝・足のくるぶしまで、一直線となるように意識して立つと、自然と良い姿勢が保てます。
引用:上田整形外科内科 正しい姿勢とは
https://ar-ex.jp/ueda/647219715501/正しい姿勢とは
良い姿勢にすることで猫背の予防になり、さらに長時間この姿勢でいても、疲労しにくくなります。
メディカルちゃんこんな風に一直線となるように意識して立つのがポイントなんですね友達急に無理はしすぎないでやってみようっと
胃液が逆流する食道炎とは?
逆流性食道炎の原因
胃や食道の働きに異常が出て、胃液が逆流し、粘膜が炎症を起こすことが原因です。
逆流性食道炎の症状
背中の痛み
胸やけ(空腹時や夜間に多い)
胃もたれ
げっぷ
呑酸(胃酸により、口の中や喉が酸っぱく感じること)
喉の違和感
咳
声のかすれ
睡眠障害
逆流性食道炎の治療法
薬物療法
・H2ブロッカーやプロトポンプ阻害薬(PPI)、粘膜保護薬や制酸薬など
生活改善指導
・食事方法や内容、姿勢の見直し、すぐ横にならないなど、日常生活の指導
逆流性食道炎の予防方法
胃酸分泌を促し、逆流を起こしやすくするため、脂質が多いもの(脂身が多い肉、揚げ物など)・菓子類など甘いもの・アルコール・コーヒー・炭酸飲料・みかん、レモンなどの柑橘類などは控えましょう。
食事を選ぶ際は、蒸す・茹でる調理法のものを選ぶようにすると、揚げる・炒めるよりも油の摂取量を減らすことができます。
食べ過ぎは胃酸の分泌を促します。腹八分目を心掛けてください。
正しい姿勢を心がけ、猫背を正しましょう。
お腹が圧迫されると、胃の中の圧も高くなるため、胃酸が食道に逆流しやすくなります。肥満にならないよう、暴飲暴食は控え、運動習慣をつけましょう。
背中にしびれはある?筋筋膜性疼痛症候群
筋筋膜性疼痛症候群の原因
背中の筋・筋膜(筋肉を覆っている膜)が、癒着などを起こすことが原因です。
筋筋膜性疼痛症候群の症状
背中を寝違えたような痛み
背中の痛み、しびれ
背中の一部分を押すと痛む
痛みやしびれを感じる部分が、時間が経つと移動する
筋筋膜性疼痛症候群の治療法
筋膜リリースやリラクゼーションを行います。
筋膜リリース:痛みを引き起こす原因となっている筋膜を、生理食塩水の注射などで治療する方法
リラクゼーション:患部と関係する組織や筋膜をリラックスさせ、痛みを和らげる方法
筋筋膜性疼痛症候群の予防方法
重いものを持ったり、長時間同じ姿勢をとったりすることで起こりやすいです。
重いものをもつときは他の人にも手伝ってもらう、作業の合間にストレッチや散歩をするなどしてケアしましょう。
また、普段運動しない人・猫背の人・太っている人に発症しやすい傾向があります。
肋間神経痛とは?~針で刺されたような痛み
肋間神経痛とは、肋間神経に異常な興奮が起こり続けている状態です。
肋間神経痛の原因
肋骨の骨折や背骨の歪み(側弯症)、椎間板ヘルニア、帯状疱疹、肋骨や脊椎にできた腫瘍などが原因です。
肋間神経痛の症状
肋骨に沿って起こることが多く、片側に痛みを強く感じます。
背中の痛み以外に胸が痛むこともあります。
肋間神経痛の治療法
薬物療法やリハビリテーションを行います。
薬物療法:痛みと炎症を抑える薬、抗ウイルス薬(帯状疱疹の場合)、神経ブロック注射(麻酔薬)など。抗うつ薬や抗てんかん薬を併せて処方するケースも多いです。
肋間神経痛の予防方法
体を冷やさないようにする
体が冷えると血行不良になり、筋肉が緊張した状態を引き起こし、肋間神経痛につながります。
同じ姿勢で過ごさない
長時間にわたり同じ姿勢で過ごしていると、体の血流が滞り、筋緊張を起こしやすくなります。
睡眠時間を確保する
睡眠不足により、慢性的に疲労をためていると、肋間神経痛を引き起こすリスクがあります。しっかりと睡眠をとりましょう。
適度な運動を行う
ウォーキングや軽いストレッチを無理のない範囲で続けると、筋肉の緊張がほぐれます。
<参考文献・URL>
上田整形外科内科 正しい姿勢とは
https://ar-ex.jp/ueda/647219715501/正しい姿勢とは
監修者
-
医学博士
日本整形外科学会専門医
1997年 慶應義塾大学理工学部卒業
1999年 同大学院修士課程修了
2006年 東京医科大学医学部卒業
2006年 三楽病院臨床研修医
2008年 三楽病院整形外科他勤務
2012年 東京医科歯科大学大学院博士課程修了
2013年 愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
2015年 米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター(インディアナ)他研修
2016年 フェリシティークリニック名古屋 開設
「患者さんのしあわせをお手伝いする」
“感動を刻むクリニック”を院是とする。
FELICITY(フェリシティー)は「幸福、至福」を意味し、診療では全身状態を細かくチェックしながら、全力でサポート。
患者さんの幸せ、人類社会の進歩発展のために情報発信を行い、貢献していく。
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