忘れてない?油断できない秋冬の紫外線対策~ぬり方など解説

最終更新日:2023/03/01│公開日:2022/10/05

メディカルちゃん
メディカルちゃん
夏の日焼け対策はバッチリだったのに、秋に油断していたら…
それまさに私だよ。秋でも油断しないようにどうすればいい?
友達
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今の季節も日焼け止めを忘れない。傘などで対策をしていきましょう

もくじ

  1. 日焼け止めを塗り忘れない
  2. 洋服でカバーする
  3. メガネを使う
  4. 美白ケアを怠らない
  5. 夏の日焼けとの違いや注意点

日焼け止めを塗り忘れない

紫外線は、真夏よりは衰えるものの秋でも肌を焼いています。特に斜めからの日差しが強くなり、眩しくは感じなくとも首や頬などに影響を与えます。
まだ秋でもそれなりに続いているよ…
友達
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日が弱くなった時に油断しがちなのが、日焼け止め。秋になった途端、日焼け止めをつけなくなっていませんか。
やっぱりこれが大切。
メディカルちゃん
メディカルちゃん
秋でも、肌を日焼けさせシミの元になるUVBが降り注いでいます。また、気がつきにくいですが、肌を劣化させてしわやたるみを作るUVAは、年間変わりない量が肌を焼いています。これらの紫外線を予防してくれるのは日焼け止めです。早速塗り方やポイントを見ていきましょう。
早めにやっておきたいね。
メディカルちゃん
メディカルちゃん

具体的なやり方

基本的には、素で紫外線を浴びる部分には塗る必要があります。どこから浴びても体に紫外線を取り込むと体全体にメラニンを排出する指令が出やすくなるので顔だけ防御していれば良いというものではありません。
もちろん、日を直接浴びる顔は一番先に塗りましょう。まぶたの上や首の裏、首の後ろ、耳など塗り忘れやすいポイントです。
友達
友達
確かにこれは忘れるときある!
熱く塗ってもものに擦れたりして取れてしまうので、薄く均一に塗るのが上手に日焼けを避けるポイントです。
メディカルちゃん
メディカルちゃん
塗り方のコツは?
SPF値が高いほど紫外線を避ける時間が長いですが、徐々に擦れたりするので薄くなっている可能性があるため、基本は数値が高いものを使用していても3時間程度で塗り直すようにしましょう。
メディカルちゃん
メディカルちゃん
選ぶなら「PA++++」。
初夏~秋までは特にSPF高めのもの、年感通して変わらないUVA対策にはPA ++++(4つ付いているのが現在のUVA対策最高値)のものを選びましょう。顔だけでなくボディも同様に紫外線で劣化します。

コツやポイント

日焼け止めを塗るときにゴシゴシと伸ばしている人を見かけますが、せっかく紫外線をケアするためにつけていても、その力加減で肌に負担がかかります。強い摩擦、繰り返しの摩擦を受けると肌は炎症を起こしたり、乾燥したり、肌荒れを起こしごわついたりします。また、この刺激が原因でしみ(色素沈着)を発症してしまう場合も多いです。
日焼け止めをつけるときは、薬指を中心に優しく伸ばしていくようにしてください。

ケアする上での注意点

紫外線は、衣類を追加してきます。秋でも暑い日は薄着になります。そのため薄着の日は衣類の下にも日焼け止めを塗ることを忘れないでください。

洋服でカバーする

秋の紫外線、カバーするのにははおりものも使うことができます。
斜めからの日差しが強くなるので、首や首の下に影響を受けやすいです。思わぬときに紫外線を感じた、そんなときは秋に持ち歩いていることが多い、織物などの衣類で肌を防御しましょう。

具体的なやり方

日差しが気になるときにカーディガンやシャツ、薄手のマフラーをさっと肌にのせて活用します。

コツやポイント

急な日差しに対応できるように、はおりもの以外に薄手の畳んで持ち歩ける帽子をバックに一つ持っていると顔のカバーもできるので便利です。

ケアする上での注意点

秋はまだ暑くなる日もあるので、薄着の日もあるでしょう。薄い衣類やシルク、ナイロンなどは紫外線を通過させる割合が高いとされているので着用する日は、切る前に体にも日焼け止めを塗りましょう。
紫外線透過率が低いのはポリエステルです。また色が濃いものや白のものも紫外線カットの力があります。UV防止加工の衣類もあるので、羽織物として持ち歩く衣類に取り入れておきましょう。

メガネを使う

紫外線は、目からも体に入り込んできます。目自体も紫外線を浴びることで劣化・ダメージを受けて病気や老化のリスクが上がります。
目から入る紫外線も老化につながる…
メディカルちゃん
メディカルちゃん

また、目から紫外線が入り込むことで脳からメラニン排出の指令が出て日焼けやシミの原因となるメラニンが体全体に排出されやすくなるので目のケアが必要になります。
やっぱり目の紫外線対策も気にしておきたいね
友達
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具体的なやり方

裸眼・コンタクトの人でも、UVカットのメガネやサングラスを持ち歩きましょう。
メガネの人は、UVカットのものを作っておきましょう。

コツやポイント

日差しが強い日や、外出しているときは秋でもUVカットメガネを着用します。

ケアする上での注意点

サングラスとまでいかなくとも、透明ガラスのUVカットメガネを一つ持っていると便利です。

美白ケアを怠らない

具体的なやり方

友達
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美白、保ちたい!
秋は日焼けをしにくいのでうっかり陽を浴びていると、シミが濃くなったり、くすみやすくなったりします。これも秋の紫外線の影響です。夏にできたシミの部分はメラニン排出が活性化されているので弱めの紫外線でも反応して黒さを増す場合があります。

また、紫外線は肌の乾燥を促すのでターンオーバー 停滞を起こし古い角質が張り付くことで肌の色が暗くなるくすみ顔をつくります。
このような肌には、スキンケアを徹底して行いましょう。

コツやポイント

美白の働きがあるスキンケアを使用します。排出されたメラニンを還元し、メラニンの生成を防ぎ、メラニン排出を促すものがおすすめです。
トラネキサム酸やビタミンC誘導体、ハイドロキノンなどが配合されている化粧品が市販されています。

ケアする上での注意点

最近は、医師の処方で美白をする人も増えています。美容皮膚科などで処方してもらえる美白剤ハイドロキノンは配合量が多くパワーが強いので、シミを薄くする期待が強いです。
しかしその分、使い方に注意が多いです。

塗ったまま紫外線を浴びると炎症を引き起こしてしまうので、夜1回の使用がおすすめです。日中使用したい場合は、上から日焼け止めを必ず塗りましょう。[/word_balloon]

夏の日焼けとの違いや注意点

紫外線が緩く感じる秋でも紫外線は降り注いでいます。
地上に届く紫外線は、UVA、UVBがあります。
日本ではUVBは、春先から秋まで強い傾向があります。真冬だと陽に当たっても夏ほど日焼けしないのはこの紫外線量が低下するからです。
特に日焼けをしたくない場合はUVBのケアをする必要があります。またUVBは、シミの原因となります。またこの紫外線は肌表面の乾燥を起こすので、ターンオーバー停滞やくすみの原因にもなります。

友達
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乾燥の原因にもなる

真夏から秋に移行すると気温が下がるので油断しますが、まだまだUVB派も衰えきっていない時期で、斜めから肌を焼いてきます。しっかりケアしましょう。
もうひとつ、肌を焼いているように感じない紫外線がUVAです。こちらは、肌の日焼けをしないのであまり意識しませんが実は肌の真皮にまで到達する波長を持っている紫外線です。
トータルで当たる時間が長い事で、肌内部を破壊しシミだけでなく、しわ、たるみを作る美容を意識している人にとっては恐ろしい紫外線です。
UVAは、季節に関係なく均等に降り注いでいる紫外線なので年間通してケアを怠る事ができません。
肌を出している部分、手の甲、首や首の裏など紫外線対策を特に忘れないようにしましょう。
なるほど…首の裏や手の甲もしっかりやっておこうっと。
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<参考文献・URL>

日本整形外科学会 しみ
https://jsprs.or.jp/general/disease/biyo/shimi.html

監修者

徳満友美
徳満友美エステティシャン アイラッシュサロン「フェリーチェ」(東京 新宿区)代表
大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。
株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。

また、アイラッシュサロン「フェリーチェ」代表を務める。
ヨガを始めて1年ほど立ちました。ポーズが決まる様になるのも楽しいですが、何より呼吸法の勉強をできたのが大きな収穫です。

小さなストレスでも体や心にかかっていると呼吸は浅くなり体に負担がかかります。深呼吸して酸素を取り入れることで、体がリラックスして気持ちにゆとりが持てると気がつきました。

ストレスがかかっているときに深い深呼吸、試してみてください。
女性に多い冷えでお悩みの方も、深呼吸で血の回りを改善できるのでストレッチなどと合わせておすすめです。

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